2017年8月26日土曜日

KIMONOIROIRO 読売書法展 授賞式


 前回は日展での受賞だったEちゃん。

今年は、読売書法展で読売新聞社賞を受賞されました。
大賞から入選まで、八部門あり、上から三番目の賞です。
おめでとうございます。


大学卒業の頃から、10年のお付き合いです。
ご結婚前から通って来て下さり、節目にはいつもご連絡を下さいます。
のほほんとしたご性格で、着付けのお稽古にも、その性格が表れていて、実はまだ、1人で着られる自信が無いそう。(なんとか頑張らなければいけません)

本日は授賞式。

日展の時は、アフタヌーンドレスを作らせていただきましたが、今回は和服です。
ご相談を受けたのが月曜日でしたので、大急ぎでお支度を整えました。

古代紫の絽の無地に、流水に水鳥が織り出された紗の袋帯。
そして、帯揚げは薄オレンジと薄紫の暈しに桔梗柄の絽、帯締めは夏用のレース組です。

諸先輩方がいらっしゃる事、受賞という式典である事、そのような事を考えて、控えめながらきちんとした準礼装の装いです。

おめでたい事ですから、袋帯で二重太鼓に結びました。
八月も終盤ですから、少し秋の気配を感じられるコーディネートです。

衣紋(首の後ろ部分)は、抜きすぎず、絽の白い半襟は、あまり見え過ぎず、そして、やはり野暮ったくなりますので、帯揚げが見える分量も控えめに。

御着付けは、だいたい20分~30分です。
すっきりとお似合いですね。

今回の無地は、紋がありませんので、袋帯で格上げしました。
名古屋帯を締めましたら(お太鼓が1重です)、逆にちょっとしたよそ行きにもなります。
色も慶弔両用で、年齢を選びません。大変便利なお着物です。

Eちゃんは、書道の中のかな文字を書かれます。
とてもやわらかな優しい字です。
精進を重ね、こうして受賞された事、心からお祝い申し上げます。
お支度とお着付けをさせていただけて、とても嬉しく思って居ります。

以前に、筆耕などのお手伝いをお願いしたことがあり、Eちゃんが筆を持ち、紙に向かう姿を拝見したのですが、その時の真剣な様子が思い出されます。
精神統一、字に息吹を吹き込むというのでしょうか。

益々のご活躍を願って居ります。

作品は、国立新美術館で、9月3日まで展示されています。

皆さん、是非足を運ばれて下さい。

 ライフワークとしている着付け着物塾も、他のお仕事もお休みを頂いて居りますが、こうしていつも覚えてていて下さることは、とても嬉しい事です。再開まで、お待ちくださいませ。


* 節目の時のコーディネート及びお着付けは、極力対応させていただきますのでご連絡ください。





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