2017年8月28日月曜日
営業
営業という仕事は、花形とも言われるが、つくづく大変な仕事だと思う。
今日は、大きい姉さんの保険の事で、近くの支店から営業マンさんが来て下さった。
何でもネットで契約が完結してしまう時代だが、不安がつきまとう。
実際に、熟知した人から説明を聞き、判らないことを直接聞くのが一番だ。
保険に限らず、なるべく人と話をしてから決めるようにしているのは、そこに安心感が生まれるからだ。
しかし、この営業の仕事をしている人の中にも様々いらっしゃるわけで、身なりを含めて、この方なら安心とは思えない場合もある。
今日の方は、とても良い方だった。
どう良いかというのを説明するのは難しいが、人柄が良い。
そして物腰が柔らかい。更に言うならば、営業さんは、契約を取る事が仕事なのだが、焦りが無い。
性急さを求められると人は不安になるし、何故か怪しさを感じる生き物なのである。
保険に限らず、色々な営業職のかたと会話した経験があるが、この仕事には向き不向きがあると思う。
慣れも大切だが、初対面の人とスムーズに会話をするというのは、これは性格によっては難しい事だろう。
今日いらしたOさんは、人の話をよく聞くし、そこから話題を見つけることが出来るから、会話のすそ野が広がって面白かった。
部屋を見まわしたり、実際に契約するのは大きい姉さんなのだが、壁に1枚だけ飾ってある大きい姉さんの写真を見つけて眺めていた。
好奇心も旺盛なのだろう。
ご自身のお話がまた面白く、双子の娘さんがいらっしゃることや、7歳年上の姉さん女房の事、更にはご出身の大阪の事など、実に楽しかった。
小一時間のうち、保険の話は10分ほどだった。
何かを買ったり契約するときに、アタシは最後に必ず訊くことがある。
「希望も伝えたし、ご説明も丁寧で良くわかりました。で、プロとしての客観的なご意見はいかがでしょう?」
決め手は、この答え方に掛かっている。
商品は山ほどあるわけで、売れば成績になるからだ。
この時に、その営業さんの力量が問われると思う。
相手にとって、本当に必要な物と、そうでは無い物を、プロとしてアドバイスしてくれるかどうかという事だ。
こちら側からすると、必要のない物は、はっきりと必要が無いと答えてくれると、信頼度が増す。
Oさんは「シンプルですが、このご提案で充分だと思います。金利が低いので、保険に貯蓄性を多く求めても、あまりうまみは無いんです。私は普通に積立貯金をした方が良いと思います。」
こう言って、同じ金額を掛けた場合と、貯蓄した場合の計算をしてくれた。
なるほど、積立貯金の方が有利だ。
保険は、病気、生死についての話題が欠かせない。
我が家は癌家系だ。
余命半年の宣告を受けた場合、半年をどう生き終えるかなど、そんな話にも及んで愉しかった。
転勤が続く職業だそうで、数年後は何処へ行くか判らないそうだ。
その頃はお嬢様たちが中学生になり、単身赴任をすると決めたのだそうで、その話をしているOさんは、少し寂しげだった。
保険営業マンの宿命だそうだ。
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