やっと陽が暮れた。
薄暮冥冥と言うが、この薄暗さがやって来ると安堵する。
今日はもう終わるから、後は寝るまで好きにしたら良いと、明るさから許されたような気持ちになる。
少しの雑用が残っていても、時間に追われるような忙しなさから解放されて、気持ちが緩むのは、夜型のせいだろうか。
明るさの下に照らし出された総ては、克明に見え過ぎるのが良くないのだ。
些細な事まで気になってしまうから、見過ごす事が悪いような気になる。
暗さは、その辺りを包み隠してくれるから、気付かなかったふりをしても、ただ優しく見逃してくれる。
今日の日没は18時13分で、ひと月後には、17時28分になるらしい。
赦される時間が延びて行く。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。