2017年9月30日土曜日

神無月

カレンダーを捲ったら、秋深まる色合いのリースの写真だった。

昨年の暮れ近くに通っていた歯医者さんで戴いたカレンダーで、12ヶ月分の花の写真を楽しみに10枚目になる。

全国八百万の神様が、出雲大社に出掛けてしまって留守になるから 神無月 で、出雲大社がある島根では神在月と呼ぶらしい。

九月長月は、夏と秋が鬩ぎ合っているから、気持ちが落ち着かず、毎年とてもながく感じる月なのだ。
神無月に入ると、今度は肌寒さを感じる日が出てきて、夏を越せた安堵と共に、眠気に襲われる。

特に朝がいけない。 なかなか起きられない。
冷房で保っていた室内の24度と、自然の空気が運んで来る24度とでは、数字は同じでも、実は全く違うのだと思う。

夏バテこそしなかったが、夏疲れとでも言おうか、身体全部がくったりと弛んでしまうのである。

好きな11月から1月までの3ヶ月の為に、どんな冬になるかと想いを巡らせながら冬支度を進めるのが、毎年の神無月の過ごし方だ。

何故冬が好きなのかは判らない。
子供の頃から好きだったから、理由を考えても答えが見つからない。

そう云えば、10月生まれの従妹の名前は かんな だ。
夏から秋まで咲くカンナの花からつけたのかと思い、叔父に訊いた事がある。

神無月生まれだから、書きやすく平仮名にしたと言っていた。

叔父や従妹とも疎遠になってしまったが、父方の実家を継いでいる。
庭を潰してしまって、敷地一杯に家を建ててしまった。

あの庭には、鮮やか朱と黄のカンナが咲いていた。

今年のこれからは、あとカレンダー二枚分でお仕舞いだ。

月日は流れて、やがて記憶の中に綴じられて行く。

米 味噌 醤油

どうも食べ過ぎでお腹が重い、と大きい姉さんが言った。

帰宅が遅い日が多く、それから晩ご飯を食べるからかもしれない。

9時以降は食べない方が良いと聞くが、空腹では眠れないものだ。

カレーにしようかと思っていたが、刺身用の鰹に火を通して、キュウリ、豆苗、大根おろしに生姜を加えて、胡麻酢に漬けておいた。

丼にしても、ご飯と別個でもサッパリと美味しい。

お味噌汁は、大根葉と薩摩芋に油揚げ。

2キロ買ったお味噌がもう無いから、また大分に注文した。

米 味噌 醤油は、毎日使う物だからすぐに無くなってしまう。

お味噌とお醤油は、九州産を好む人が多いようで、確かに北の物より甘めで美味しく感じる。

それにしても、30キロのお米が2ヶ月少しで底を着いてしまうのは食べ過ぎではないだろうか?

三合半が、翌朝には空っぽだ。

Tのお弁当は、自分で詰めさせるようにしているのだが、これでもか!と言うぐらいぎゅうぎゅう詰めで、「どんだけ食べれば気がすむんかい?」と言いたくなるのを堪えている。

一人暮らしの時には、立ち食い蕎麦屋と牛丼屋の常連だったらしい。

今はお代りし放題で、確実に太っているように見える。

道玄坂食パン



郵便ポストを見る為に、今日は表通りの道玄坂からの散歩コースにした。

いつもは裏口から出て、裏口から帰って来る。

表は道玄坂で、暫く進むと数年前に出来た製菓専門学校がある。

白い調理服を着た、いかにもお菓子作りが好きそうな学生さんが二人、道行く人にチラシを配っている。

本日限定で、学生さんが焼いたパンの販売をしているそうだ。
夕方5時までだ。

パズーを連れては入れないと思ったら、ミニチュアの見本のパンが置かれていた。
ミニサイズも本物のパンである。

お勧めの道玄坂食パンが、たった今焼き上がったと聞いて買ってきた。
「ワンちゃんを見ていますから、中を覗いて来てください」と言っていただいたが、パズーには無理なので、お代だけ渡したら、持ってきてくれた。

これが山型の大きな食パンで1斤半250円。お買い得で美味しいと評判なのだ。

日頃は、中でカフェまで営業している。

神泉駅の方には美容専門学校があって、この製菓学校と同じ年頃の若者が歩いている。
当然のことながら、雰囲気がまるっきり違うから面白い。

製菓学校の学生さんは、いかにも食いしん坊と言った感じで色白ふっくらのパンみたいだった。

次の販売は未定だそう。

毎月一回やれば良いのに。





2017年9月29日金曜日

炊飯器にお任せ

今朝も晩ご飯の下拵えが済んでいた。ラッキーだ。

じゃが芋などの野菜が刻んであったから、平たいお皿に広げて電子レンジへ。
それから、溶いた卵にマヨネーズと塩コショウ、凍ったまんまのチーズを加えて、そこに温めた野菜を投入。

薄く油を塗った炊飯器の内釜に流し込んで、白米早炊きコースでスイッチON。

30分で、スペイン風オムレツが焼き上がる。
炊飯器にお任せメニューで簡単、失敗が無い、
切り分けて冷凍も出来るから、子供のお弁当用だったら具材を入れずに焼いて、花でも星でも型抜きして保存すれば朝が楽だ。

鶏むね肉は、蒸して割いてあった。
半覚醒のアタシは素晴らしい。
キュウリの千切りを加えて胡麻酢サラダにした。

お味噌汁を作ろうと小鍋を持ち上げたら、なんと野菜スープ出汁が入っているではないか!

と言うことは、夜中にパズーの野菜まで煮込んだらしい。圧力鍋まで使ってご苦労な事である。

味を整えて、トマトとワカメで野菜スープ。

お弁当用のたまご焼きを花や星に型抜くのは小学校迄で良い。

そうした物を中学高校に持たせたら、本人が恥ずかしく、有り難迷惑になるのである。

咲かず藤

裏の居酒屋さんは、韓国の方が経営しているらしい。

黒塀に遮られて店内は見えないが、結構繁盛している。

ここの藤棚は、咲かず藤だ。
この夏にも、ぐんぐんと蔓を伸ばして、とうとう棚の格子組みが折れてしまった。

細い幹は竹で支えられているのだが、延び放題で剪定をしないから花芽がつかないのだと思う。

本当だったら、今頃から強剪定をして、咲かせる花芽を残してやらなければならないのだが、そもそも咲かせるつもりが無いのかもしれない。

手入れをしたら、随分と見応えのある藤の花が、来春には見られるのに残念だ。

今は、陽に緑が映えてそれも綺麗ではあるけれど、落葉してしまうと蔓だけになってしまう。

居酒屋さんは園芸屋ではないから、お客さんさえ来てくれたらそれで良いのかもしれない。

開店当初、店主は紫色が好きなのかもしれないと思った。
藤が植えられて、黒塀も、紫の花を目立たせる為だろうと思った。

そして、店の名前は すみれ と言う。

紫が好きという事ではないようである。

趣味と道楽


ここ数ヵ月、ずっとベランダに干してあるのが紙だ。

これは白い時もあり、今は茶色い。
何故茶色いかと言うと、柿渋を使ったからだ。結構臭い。

大きい姉さんが干していて、出勤前と帰宅後、そして休日はほぼ紙に向かっている。

凝り性であり、文具に拘りがあるらしいのだが、気に入る物が見つからないそうで、だから作っている。

布、革、紙、あらゆる素材と、道具などが揃っている。そして増える。

趣味は何かと訊かれたり、何かに書かなければならない時には本当に困る。

大方、映画鑑賞だとか読書だとか旅行だとか、ヒントになりそうな趣味が挙げられているが、じゃあ手芸かと言うとそうでは無いのである。

そもそも、人が仕事や家事以外の自由時間に何をして過ごそうと、他人様に迷惑さえかけなければ何をしても良いと思っている。

疲れがたまって居たら、寝て過ごすのだって、立派な時間の過ごし方だ。

趣味は何か?と聞く人には、何の意図があるのだろうかと不思議に思う。

勿論、園芸だとか詩歌だとか、そういった趣味らしい趣味をながく楽しんでいる人は良いと思うのだが、大きい姉さんにしてもアタシにしても、何かを作るのは好きだが、ずっと生地や紙に向かっているわけではないのである。

作る物は度々変わってしまうから、手芸の粋を出てしまう事も多い。

一貫していえる事は、自分が気に入るかどうかという事なのである。

編み物好きな人が、しこたま毛糸を買い込んで、マフラー、帽子、次はセーターと、そんなふうに編み物を続けるのとは違っている。

むしろ、同じことを繰り返すと飽きてしまう。

1年中何かを作ってはいるのだが、次に何を作るかは全くの未知で、また何か作りたくなったら作る、それだけなのである。

今は衣類の整理に夢中だから、制作活動は休止している。
気持ちが箪笥の中身に向いているわけだ。

趣味と言うより、きっと道楽であろうと思う。

自由時間に思いついたことをする。何もしないとつまらない。そういう道楽だ。

しかし、遊びではない。真剣だ。
気に入るまで続けなければ気が済まない。

アタシ「柿渋ずいぶん濃い色になったね」
大姉「今度は油ぬってるの」
アタシ「あ、そう」
大姉「着物は終わったの?」
アタシ「まだ。」
大姉「あ、そう。」

仕事でいつも居ないから、会話はこの程度だ。

お互いに、何かをやっているらしいことは知っているが、深くは訊かない。
興味の対象が違うという事だ。

共通しているのは、良いものは高いよねということだ。
材料にしても道具にしても、良いものは高いのである。

そういう時だけ、どうせなら良い材料と道具を使おうよねと、そこだけ意見が一致する。
情報交換はするが、あまり立ち入らない。

趣味も道楽も、その人にしか解らない世界なのである。








2017年9月28日木曜日

また記憶喪失

また記憶喪失だ。

朝起きたら、野菜の下拵えがしてあって、牛肉が冷凍庫から冷蔵室に移されていた。

それを使って、牛肉と里芋、人参、こんにゃくの煮物を作った。

もう1品作ろうと思ったら、小型のステンレスボウルが無い。
重ねてある場所にも洗い水切りにも無いのである。
何処へいってしまったんだろうと思って、冷蔵庫を開けたら、最上段に置いてあった。
ラップが掛かっていて、中を見たら、ブロッコリーとパプリカのお浸しが出来ていた。

おまけに、パプリカは網焼きの焼き目がついていて、もっとよく見てみたら、出汁に大根下ろしまで入っている。

炊事をサボれない事が、余程負担なのだと思う。

だから、昼間はじっくりと仕事をしたくて、こうして夜中に作っているのだろう。

半覚醒状態の自分が、覚醒状態の自分を助けているというわけだ。

夜中の1時か2時に包丁を握っている自分に、ご苦労様と言うことにしよう。

五角形

モスリンの腰ひもを整理している。

こうして五角形にしておくと、結び皺も無くなりコンパクトに収納出来る。

着付けの際にスタジオでなくしたり、また買い求めたりしているうちに増えてしまった。

和装に限らず、小物類の数が多く、収納上手な人には、お洒落さんが多い。
箪笥の上段の小引き出しの中だ。

肌着や靴下にはじまって、整然と並べられているのを見た事があるのだが、コツは「その日に使った物はその日のうちに、元の所にしまう」んだそうだ。

これがなかなか実行できない。 いつの間にか乱れてごちゃ混ぜになってしまう。

白とピンクの腰ひもを五角形に巻きながら、今度こそ、収納上手になろうと決めた。

五角形は合格で縁起が良いそうで、片付け、収納合格を目指している。

潜在意識

よし走ろう!そう決めて、49キロの距離を走り始めた。

昨日の夢の中での出来事だ。

コースはジグザグとしていて、その大会は途中参加可能だった。

少し迷ったあとに、走り始めたのである。

走り切れるだろうと思った。
声援に手を振って応えるくらいに順調で、どの辺りで疲れるだろうかと考えたり、もっとスピードをあげようと思ったりした。

そのうちに気分がハイテンションになって来て、楽しくて仕方がなくなった頃に…

「8時ですよ」と声が聞こえた。
大きい姉さんの声だ。

起こされたのである。
それで夢だったと判った。
8時半には病院へ向かわねばならなかったから、ギリギリだ。

日頃から、遅寝遅起きなのである。

滅多に楽しい夢は見ない。そのせいか、どうして走る夢を見たのかが気になって調べてみた。

49という数字は、多分パズーの誕生日から来ている数字で、潜在意識の中で49(死苦)を気にしているに違いない。

そうして、走る夢は、楽しければ良い夢で、心身ともに充実感があるようだ。
苦しくみながら走る夢は良くないのだそうだ。

今年も、福袋の申し込みが始まって、メーカーさんから届き始めた段ボールに埋もれる時期になった。

希望の物を選んだり探したり、メーカーさんと交渉したりする事は、とても楽しい事なのである。

セレクトする感覚は鈍っていないか、皆のクローゼットの中や好みを忘れてはいないか、年に1度の再確認になって居る。

潜在意識の中で、仕事の事が楽しい事としてインプットされていて、そこにパズーや暮らしの事が重なって、こんな不思議な夢になったのかもしれない。

袋詰め、箱詰め作業に入りましたので、10月に入りましたら、順次発送いたします。

今年度も来年度分のお申し込みをありがとうございます。

 

2017年9月27日水曜日

右折か直進か



昼間歩いた水道道路は、プラタナスの並木であった。
大きな葉は、そろそろ落葉を始めていて、カラカラと音を立てて歩道の片隅に吹き溜まっていた。

このプラタナス並木を右折すると、パチンコ屋が2軒のきを連ねている。
人が居るのかと屈んで覗くと、高齢者に混じって背広姿、そうして若者も座っていた。

音がけたたましい。 何十年ぶりに、パチンコ屋に入ってみようかと思ったが、直進した。
せっかくの1人時間に、あの喧騒は似合わない。
そして、美しくない。

暫く歩くと、長葱専門店という珍しいお店を見つけた。
ドアノブまで長葱という凝りようだ。

閉まっていたが、ここはレストランのようで、メニューはデザートや飲み物総てに、長葱を使ってあると書いてあった。
ここに年配の女性が、やはり珍しそうに立ち止まっていて、言葉を交わした。

知人を訪ねて、池袋から来たのだそうだ。
友人が留守で、帰ろうと思ったところに、このお店を見つけたらしい。

珍しいですねとお声をかけたら、「ええ本当に。焼酎にまで長葱が入っていると書いてありますね」

創業28年らしい。

少し話してからさようならと別れて、更に直進した。

そうしたら、今度は古びたビルに、区の再生家具販売の看板を見つけた。
3階まで階段を上って展示室に入ると、数人の人々が再生家具や古着を物色していた。

しっかりとした良い和ダンスがあった。残念ながら、奥行きが深すぎる。
もう少し奥へ行ってみたら、家紋が掘られた一面鏡があった。
和ダンスは2000円で、なんとこの鏡は1000円だ。

三面鏡だったら予約したのにと思いながら、手すりに掴まって急な階段を降りた。

ほんの20分足らずの間の事である。

右折してパチンコ屋に入っていたら、プラタナスの色づきにも、長葱専門店の存在にも、再生家具の展示室にも気づかなかった事だろうと思う。

右折してパチンコを打ってみるのも良いかと思っていた。

しかし、後で思い返してみると、向こうがこちらを拒絶していた。
あなたの行く道は直進ですよ。プラタナスの下を歩きなさいと、そう言っていたのである。

限られた時間、そして、もし三面鏡だったら買っていたかもしれない2000円。

時間もお金も、その使い方は自分で決めるものだが、年齢なりに重ねた感性というものは、たとえ相手が人ではなくても、道筋を教えてくれるものなのだと知ったのである。







スーパー粗挽き

帰宅してからそのまま台所へ直行。
座って休んだら、立ち上がるのが億劫になる。

お米を研いでセットしてから、豚と野菜の炒め物を作った。
スーパー粗挽きの豚は、ちょうど人差し指の先位の大きさで、赤身だから低カロリーで使いやすい。細切れは脂が多すぎるのだ。
野菜はししとうを入れて味付け、火が通ったら、キャベツを乗せて蓋を閉めておく。

ここまでやっておいたら、夕方は蓋を開けると、キャベツが蒸されているのである。
強火で混ぜたら、最後にモヤシを入れてしゃきしゃきに仕上がる。

うちの冷蔵庫には、一年中モヤシが水に浸けてある。 買ったらすぐにヒタヒタの水に浸けておけば、夏場で1週間、秋からは10日は新鮮を保てる。
しんなりとして傷む理由は、冷蔵庫でも成長してしまうからだそうで、水に浸けておくと成長を止められる。

お味噌汁はワカメと油揚げ。キムチを添えて、スーパー手抜きメニューでした。

あと1項目


トリミングを終えたパズーは、随分スリムになった。
食材を工夫して低カロリーにしている効果が現れて、もうすぐ目標の7キロ台に突入だ。

一時期甲状腺機能の異常で11キロを超えていて、小型犬が4キロ減量というのは結構珍しい事なのである。

そうして、血液検査では、炎症の数値が正常値に戻り、甲状腺の数値も正常値になり、ずっと安定しなかった血液の数値3項目のうち、2項目が正常値になった。

あとは1項目なのだが、元気なので気にしなくても良いかと思っている。

今回の炎症は、やはり口腔内の異常だった。

口を触らせてくれるのはアタシだけだから、朝晩2回のケアを続けている。

それにしても、この10年、パズーにはハラハラさせられっぱなしだ。
けれど、そのたびに乗り越えて頑張っている。

とにかく、四六時中一緒にいるものだから、異変に気付きやすいのだ。

おかしいと思うと居てもたってもいられず受診する。

主治医曰く、予防接種以外には病気やけがに縁がない子が、様子がおかしい日が続いていると言って受診する場合の方が怖いそうである。

今日はぐったりとくたびれたようで昼寝を始めた。

脚とヘルニア、発作の対応、耳掃除に口内のケア、そして食事の内容、、、もうこれ以上出来ることは無い。

あ~、くたびれた。


昔ながら

1ヶ所にじっと座って居られない性質である。

商店街に出たら、ポツリと雨が落ちてきた。雨女だから仕方がない。

昔ながらの良い傘専門店があるのだが、反対方向に向かっていて、戻るか迷っていたら、これまた昔ながらの文具店を見付けた。

店主ご夫婦が、すぐに止むはずだと言って雨宿りさせてくれたので、狭い店内を一回りして、便箋と封筒を買ったら、昔ながらの懐かし過ぎる ジャポニカ学習帳の紙袋に入れてくれた。

店主の言った通りに雨が止んで、もう少し先にある履き物屋に向かおうとしたら、店じまいしてしまったらしい。

普段履きの下駄でも見ようと思っていたのに、残念。

仕方が無いから、今度はデニーズで珈琲を飲んでいる。

あと30分だ。

モスバーガー

パズーはトリミングに震えながら入って行った。
数人居るトリマーさんの中に一人だけ男性がいて、この方がとても物腰柔らかく良いのである。

女性は化粧品などの匂いがして、パズーは無臭が良いらしい。

初台の水道道路に面したこの一帯は、六郷坂商店街が細長く続いていて、渋谷区内の中野寄りだ。物価が安い地域で、ファミリー単身世帯が多い。

結局モスバーガーしか開いていなくて、先ずここでモーニング珈琲タイムだ。

珈琲の注文だけでも大丈夫なので、喫煙室に座っている。

2017年9月26日火曜日

挽肉続きでタコライス

タコライスは大きい姉さんの好物らしい。

何故好きなのかは、聞いたけれど忘れてしまった。

このあいだのミートソーススパゲティーからハンバーグと挽肉続きで、今夜は鶏ミンチでタコライス。

明日はパズーの診察とトリミングで忙しいから、タコライスは明日にしようと思ったが、明日の心配は明日すれば良い。

トリミングサロンで、過去2回発作を起こしていて、今回は新館に移転した新しいサロンなので、ハラハラドキドキなのである。

もう4ヶ月半発作を起こしていないから、そろそろ来る頃だ。

そうして、朝9時からの予約で、終わるまでの3時間の暇を潰すのに、まだカフェも開店前だから、そわそわと徘徊するしかないかと思っている。

挽肉と玉ねぎをまとめて買ったら、合わせて炒めて冷凍しておくと便利だ。
パスタソースにするなり、ドライカレーにするなり、マメな人はコロッケも作れるし、応用が利く。

やった事は無いから、今度からそうしようと思っている。

名月

メキシカンチリペッパーは買わずに、本当に欲しければとっくのとうに買ってるさと思いながら、八百屋さんの前まで来たら
「こないだのレタス、30円貰い過ぎてたよ。」と、おばちゃんに呼び止められた。

そうして、群馬の名月という、いかにも秋らしい名前の林檎を勧められた。 出回る林檎の0.2%しか収穫されない品種だから食べてみろと言うわけだ。

なんでも、名月の栽培面積が少ないから、当然のことながら、獲れる数にも限りがある。

ちょうどワンコイン500円だったが、払い過ぎた30円を引いて470円。

今日はいずれにしても、ワンコイン500円を出費する成り行きだったのだろう。

名月は黄色味がある赤で、少しの酸味と甘味が美味しいらしい。

スイカもあるしバナナもあるし、名月も加わって、我が家は実りの秋になった。

メキシカンチリペッパー

ツンツン尖りと色が可愛らしいなと、先週あたりから見ているメキシカンチリペッパーの鉢植え。

観賞用なのだろうと思っていたら、食べられますと書いてあった。

激辛は苦手だが、暫く観賞して、枯れそうになったら天日に干せば良いんじゃないかと考えている。

乾燥したら、擂り鉢で粉にしてスパイスの瓶に保存すれば、一味や七味とうがらしの代わりになるに違いない。

どうしようか。買ってみようか。

ワンコイン500円。

あまりにささやかな迷いである。

2017年9月25日月曜日

お試しセールのハンバーグ

北海道産のお肉をまとめ買いする事に決めたのは、牛と豚と鶏がいっぺんに買えるという理由と、値段がお手頃だったから。
ただそれだけで、味の違いが判るほど食通ではない。

帯広のこのお肉屋さんは、もう1年以上、25日着便で買い続けている事を知っている筈で、お店の主力商品であるバーベキューセットやラム肉を買わない事を、不思議に思っているかもしれない。
ラム肉はパズーにアレルギーがあり、バーベキュー用の味付け肉も使えない。

よそのお宅ではどうなのだろうと気になって調べてみた。
都心部での価格は、やはり牛肉が豚の2倍近い。
そうして、日本全国の都道府県では、牛肉を一番たくさん食べる家庭は0だった。

あ~良かった。 節約していると、家だけ牛肉の消費量が極端に少ないのでは…と、ちょっとばかりセツナカッタのだ。

価格に比例しているんだろうと思っていたら、九州の一部と中国地方の一部を除いて、「豚肉」>「鶏肉」>「牛肉」だった。(グラフは2017年最新です)

つまり、高いから牛肉は度々は食べないが、安いからと言って、鶏肉の消費量が一番かといったら、そうではなく、一番は豚肉だったのである。

今夜は、添加物無しのビーフハンバーグがお試しセールだったので買って焼いてみた。
冷凍なのでとっても簡単で美味しかった。
が、たった今帰宅して食べている大きい姉さんが言った
「これ、あなたが作ったんじゃないでしょ?」
アタシ「何で判った?」
大きい姉さん「そんなもん見りゃ~判るっしょ。」

バレてしまった。
同じ牛挽肉を使っても、アタシが作ると倍の大きさになる。

何故、倍の大きさになるかは次回書きますよ。

お楽しみに。

*画像は1個ですが、Tと大きい姉さんは2個です

影が伸びている。
4時に散歩に出ても、日の入りが早くなっている事に気付く。

真夏は見えなかった影が、秋口の夕方からは見えるようになって、脚長オバアサンとパズーの影が面白く、つい撮ってしまう。

実際に散歩をしている自分を見ることは不可能だけれど、こうして影のシルエットが並んでいると、実に愉快である。
それに、なんだか微笑ましく感じるから不思議だ。

帽子だけで日焼け止めさえ塗らず、歳と共にシミが増える一方で、パズーの顔や身体にも、シミが増えている。

そんな細かいところを全部消してくれて、ただシルエットだけを映し出してくれる影に年齢は無い。

ただ、生きている二つの命が伸びているだけだ。

これが一人だったら、伸びている影もつまらなく感じるに違いない。

北から南から



 給料日に届くように、まとめ買いのお肉を注文している。
北海道は帯広からだ。
届いた箱に、霜が付いていた。
一瞬、もう向こうは雪なのかと思ってしまった。
最低気温は10度くらいのようだから、もう冬が間近なのだと思う。

せっせと冷凍庫にしまっていたら、また宅急便が届いた。

西瓜である。
沖縄からで、小さい姉さん家族が旅行先から送ってくれた。
今帰仁村(なきじんそん)という秘境に行ったらしい。
そっちはまだ30度あるようだから、真夏だ。

そうして、ここは東京なのだから、一昨日くらいから、この渋谷に向かって、北から南から、荷物が発送されて2日がかりで運ばれてきたという事になる。

奇妙な一日だ。
北のお肉を料理しながら、デザートは西瓜だなと、秋の空を眺めているのである。

2017年9月24日日曜日

とにかく野菜を刻むところから始まる。

夕げの支度は、まな板をトントンしながら始まって、その音に押し出されるように献立が思い浮かぶ。

今日は、マンションの配水管高圧洗浄の日で、お昼過ぎまで台所に立てなかった。

中途半端な時間にトントン始めたら、浮かぶ筈の献立が浮かばない。

そのうちに野菜を刻み終わってしまったから、それと豚肉を鍋に放りこんで、トントンと豚汁になった。

キムチがあるからこれで良いと思いつつ、あまりの手抜きに、気が咎めて、キムチに卵を落として和えた。
こうすると、辛味がまろやかになって、更に刻み海苔を乗せれば、風味も増して美味しい。

誰だったか、エッセイに卵の事を書いていた。

戦時中の疎開先に、親戚の伯父さんが訪ねて来る。それでなくても食糧難のうえ、厄介になって居る身だから、茶菓子も無い。母親は、朝とれたばかりの生卵を二つ皿に乗せて伯父に出した。
伯父は、二個の卵を割って混ぜ、美味しそうにずるっと食べて立ち去るのである。
まだ子供だった著者は、その記憶と、母親の気持ちを忘れる事が出来ないと書いてあった。
二つの卵は、二人の子供の湯ばかり多い雑炊に入れる筈で、母親は食べなかったというのである。

間違えて、卵を2パック注文してしまった。
だから明日は、オムレツを焼こうかと思っている。
まだまだ日本は平穏だ。
卵さえ食べられない子供達が、世界にはたくさん居る。

等身大のアニマル

町内掲示板に、松濤美術館の予告ポスターが貼ってあった。

アニマルハウス:謎の館

彫刻家の三沢厚彦氏の展覧会のようだ。

木彫りの動物は等身大で、開催中は、製作者ご本人が常駐し、他に画家や写真家も参加で、毎日内容が変わるらしい。

製作しているところを観られるのも面白そうなのだが、展示室に来た人をモデルに、首像を作ってくれる催しものあるようで、モデルになれた人が、それをいただいて帰れるのかどうかは分からないが、もしもそうなのだとしたら、これは宝物になるだろう。

考えてみたら、人間も動物だ。

松濤美術館への道筋をよく訊かれる。どちらかと言うと年配の方が多いのだが、松濤の閑静な住宅地に、この美術館は独特の雰囲気で建てられている。

徒歩10分程の距離で、よく前を通るのだが、残念ながら犬連れでは入れない。

中にカフェテリアもあって、一度館内を覗いてみたいと思っている。

アニマルハウスだから、パズーを入館させてくれれば良いのに。

芸術の秋だ。
1つくらいは、芸術に触れる機会を持ちたいものだ。

舞台を観たいのだが、今は何でも数ヵ月前にチケットが完売してしまう。

朝起きて、大きい姉さんが休みで、気分が乗ったらふらりと出掛けるような気儘さが良いと思って、機会を待っている。

畳紙の紐結び




どうでも良さそうな事なのだけれど、和服を包む畳紙の紐が気になる。

昔は、撚り紐の物が多くて、それには独特の結び方があるのだが、今は、こうしたリボン紐が主流になっている。

そして、洗いに出しても、呉服屋さんでも、①、②のように蝶結びされて戻ってくる。

①は、収納の時などに紐が邪魔になって、すぐに解けてしまう。
②は、やはり蝶結びなのだが、位置をずらしてあって、片方の紐だけが長くなる。

畳紙の結び方を検索すると、撚り紐の方の結び方が載っているのだが、リボンタイプはただ蝶結びと書かれている。

③の結び方を教えて下さったのは、19の時から暫く習っていた 大蔵流の狂言の師匠だった。

師匠は厳しくて、狂言の舞扇子の持ち方や所作の前に、座布団の向きから挨拶から、稽古場に入るところから終わるまで、注意されっぱなしで冷や汗ものだった。

③は、上に被さる方の紐の根元で、引き抜き結びをするから、解けてしまう事も無いし、紐を一本引けばするっと解ける。見た目もすっきりと結び上がっていて気持ちが良いから、この結び方に決めている。

師匠は鬼のように厳しい人だったが、稽古場にいらっしゃる時には、黒革のライダーススーツに身を包み、カッコいいヘルメットを被ってナナハン(750CCの大型バイク)に跨って来た。
そうして、それから10分もしないうちに、紋付袴姿で稽古場に上がってこられるのである。

稽古は1時間で、すっかり忘れてしまったが、とにかくビクビクしながら「くっさめくっさめ」と稽古するのであった。
くっさめはくしゃみの事だ。

稽古が終わると、師匠は別人のように柔和な顔になり、少しは雑談にも応じてくれた。
それからまた、10分もすると、ナナハンでブイ~ンと帰って行くのであった。

所作も台詞も忘れてしまったが、紐結びのような事ばかり覚えている。

19のアタシは、座布団に向きがある事さえ知らなかったのである。

*座布団は四辺のうち、縫い目が無い辺が一つあり、そちらが正面、つまり座った時に膝側に来る。座布団を置いた畳の両側に手を着き、ヨイショと、膝から座布団に乗る。もちろん、ヨイショと声に出してはイケナイ。

2017年9月23日土曜日

パーソナルコンシェルジュという何でも屋

近頃は、猛烈に仕事をしていた時代の事をよく思い出す。

いったい何人の人々と出会ったろうか。
基本は一対一での接客で、予約制でも時間限定ではなかったから、午前に一人、午後に一人という具合いだった。
過去20年分の予約スケジュールが保管してある。
お一人の滞在時間は、短くて2時間、話が止まらないと、6時間以上なんていうのもざらで、瞬く間に時計の針が進んでしまうから、皆さんがそれをコーラルマジックと呼んでいた。

身内でもなく、友達でも仕事関係者でも無いから、何を喋っても、壊れる人間関係は無い。
気遣い無用で何でも話し、嫌ならばもう予約を入れなければ縁が切れる気軽さだった。
しかし、いらっしゃらなくなる方の数は少く、むしろ予約が増えて行った。何時間滞在しても無料で、雑然と並べてあった雑多な物を、皆さんが這いつくばったり背伸びしながら探し当てて、気に入ると買って下さるのが常だった。欲しいものがあるからいらっしゃる顧客もいて、そういう方々は先代からのお得意さんだったから、食べて行くにはそれで充分だった。

人は、思っている事を誰かに話すことで、少し気楽になったり安心したりするものなのかもしれない。

座り心地の良いソファーに腰掛けて、お喋りで笑い、また随分沢山の人が泣いた。

終電ギリギリなんて事も珍しくなかったのである。

和洋全般のファッションアドバイスから始まって、そのうちに枠を越えた相談や仕事が枝葉のように伸びてしまい、自分の事を 何でも屋 と呼ぶようになった。

撮影や小さい企業の仕事も舞い込むようになって、さすがに名刺の1つも無いことには困るようになってしまった。

名刺に何でも屋と書くわけにも行かず、どうしたもんだろうと考えていたら、バンクーバーのタコヤキちゃんが、個人のための相談役を パーソナルコンシェルジュと英訳してくれたものだから、それでパーソナルコンシェルジュとなったのである。
だから、ある1つの事のパーソナルコンシェルジュではなくて、中身は何でも屋のパーソナルコンシェルジュで、国内に同業者が居ない。

同じような仕事をしている人はいないものかと探したら、フランスに居た。
何度かメールのやり取りをした記憶がある。

パーソナルコンシェルジュとしての収入は、お金に換えられないものがあった。
つまり、来てくださる方々と一緒に、自分自身が成長の階段を昇らせていただいたのである。

特に、アドバイスに耳を傾け、聞くだけではなくて、一段でも昇るチャレンジ精神が旺盛な方ほど、あらゆる面で変化が大きかった。

黒やグレーしか着ない人に柄物を勧めてみると、何人かの方は躊躇い、けれど多くの人がチャレンジした。

このように、やってみようという気持ちがある人は、歩調は違っていても、必ず伸びて行く。
踏み出さなければ、何も変わらない。
階段を昇り始めた方々は、そのうちにアドバイスを自分なりに噛み砕いて、工夫を始める。
その姿を見て、また新たなテーマを投げ掛けると、更に伸びて行く。

こんな繰り返しで、何でも屋のこちらも、新たな事に気付いたりしながら、つまり一緒に階段を昇って来たのである。

今日は6年ぶりに連絡を下さった方があった。母娘二代のお客様だ。

これこれしかじかでと、接客一時休業の理由を説明したら、必要な物が色々あるようで、リストが送信されて来た。

リストの最後に、細かいところは全部お任せしますと書かれてあった。

任せていただけるうちが現役だと思いながら、何でも屋を続けているというわけた。

なりたくてなったわけではない職業だが、天職だと思っている。

ベジタブルミートソース

スパゲティーです。ベジタブルミートソースにしました。

いつものように、朝から水に放りこんでおいたパスタは、こんなふうに柔らかくなります。

そうしたら、袋に書いてある茹で時間は関係なく、2~3分でアルデンテです。

ソースに入れてあるのは鶏むね肉のミンチで、120グラム程。
あとは玉葱、人参、茄子、ピーマンの微塵切りにグリーンピースなので、野菜の方がずっと多いのです。

成人が1日に必要なタンパク質は、女性で40グラム、男性で50グラム位ですから、これで1日に必要な分を摂取出来てしまいます。
そして低カロリー。

アタシの場合は1食ですから、体重の増減は殆どありません。

どうしたらダイエット出来るだろうと、よく訊かれるのですが、つまり養分摂取過剰を止めれば良いわけです。

ところが、1日に2食3食食べると、大抵は過剰になってしまいます。
そして、量を減らすのは辛く、人間は我慢が苦手な生き物なのです。

ですから、このように、量を減らさずに中身の食材を、野菜などに逆転させるのが効果的だと思います。

炭水化物にしても、必要なのは飯碗に二杯で充分足りますから、ご飯半量を野菜スープでおじやにしたり、しらす干しでも入れた大根おろしをたっぷりで食べれば、結構な満足感が得られます。

見た目の量を減らさずに、食材逆転方式で頑張って下さいね。

腹六分目に慣れると、身体が軽く感じますし、少しくらい甘いものを食べても、「あ~食べちゃった…」と悔やまずに済みます。

職人の技

フェイクファーのコートの裏地を点検していて、改めて、職人の技は素晴らしいと感激した。

これは半世紀以上前の和装用で、イングランド製だ。
イギリス人が着物を着る筈はないから、日本のメーカーさんが、イングランドに別注していたのだと思う。

それは多分、裏地の良質な生地が日本には無く、それから、コートに裏地を付ける技術が、日本よりも向こうの方が優っていたからだと思う。

表と裏を縫い付けた部分に、裏と共布で飾り縫いが施されていて、良く見ると、これが全部手仕事で仕上げられている。

随分と手間も根気もいる仕事だ。

コートの老舗は、バーバリーやアクアスキュータムに代表されるようにイングランドに多いから、素晴らしい職人も沢山居たのだろう。

日本の和裁士さんの技術も素晴らしいが、それは、幅40センチあるかないかの反物を、ほぼ直線に手縫いして行く技であり、コートのように曲線裁ちがある物や飾り縫いの技術とは違っている。

海の向こうの国に別注してまで、良い商品を作ろうと考えたメーカーさんがあった事も、異国の不思議な型紙に合わせて、それを仕上げた職人さんが居た事も、想像すると感慨深いものがある。

そこには、安い手間賃で大量生産しようという考えは無く、数は少なくても、堅牢で良質な商品を作りたいという熱意が感じられる。

このようなコートは、戦後の庶民には高価で買えるような物ではなくて、一ヶ月分のお給料をはたいても、買えなかったそうだ。

職人技を駆使したコートは、全く傷みも無く、こうして手元に健在である事に感謝しなければと思うのである。

2017年9月22日金曜日

記憶にございません

朝、冷蔵庫を開けましたら、保存瓶の中になにやら美味しそうな物が出来ていました。

キュウリと大根、針生姜の梅甘酢漬けです。

作った記憶はございませんが、作ったのがアタシである事は間違いないのです。

こういう事は度々ありまして、徐々に記憶を取り戻すわけです。

夜中の1時2時まで起きている夜型人間なものですから、そろそろ寝なければと、眠り薬を飲みに台所に来ます。
それが効き始めるまでの30分程の間に、台所を片付けたり、思いつきで何かを作るんですね。

寝ている間に、その事はキレイサッパリ忘れてしまいます。
自然睡眠と違って、薬で眠るのは、麻酔みたいなものなのです。
恐いですね((( ;゚Д゚)))

でも、こういう日は、あと一品作れば良いのでラッキーでもあります。

今夜は、鶏とヤドリギ薩摩芋、いんげんの炒り煮です。うす口醤油にすり胡麻で仕上げ。
薩摩芋とかカボチャは、こんなに少なくて良いの??という程度のお水で、蒸すように炒り煮するとホックリ出来ます。必ず蓋をして、思いの外速く出来ますから、焦がさないように試してみて下さい。

記憶にございませんでしたが、副菜も、生姜と梅の風味良く、美味しかったです。

お味噌汁はお豆腐とモロヘイヤ。

ご馳走さまでした。

へびイチゴ

やけに元気が良くなったパズーは、雨でも外に出たがる。

仕方がないから、一緒にレインコートを着込んで一巡りしてきた。

散歩というのは、のんびりと歩きながら、知らない路地を曲がってみたりして楽しいもので、意外な発見があったりする。

犬の散歩は、普通の散歩の気楽さとは違っていて、特に老犬になったパズー連れだと、危ない物を踏まないように気を付けなければならないし、距離も時間にも制約がある。
だからいつも下ばかり見ている。

開かずの踏み切りを待ちきれなくて、パズーを抱き抱えて、脇の階段を昇った。
若いころは2段抜かしで駆け昇っていたのだが、腰痛もちだから仕方がない。

急な階段を昇りきって、ヨッコラショと下ろしたら、道端にへびイチゴが実っているのを見付けた。

雨に洗われた葉っぱを傘にして、1つ2つと赤く光っている。

普通の散歩だったら気付かなかったろうと思ったら、老犬との散歩も悪くはないものだと思えてきた。

昼頃から降りだした雨はさやさやと止みそうもない。



 ダリアにケイトウ、蘭も薔薇も赤。

1階の飲食店が5周年で、お祝いのスタンドフラワーアレンジが飾られている。

赤は昔から好きな色の1つで、花でも衣類でも、赤が入ってると惹かれる。
特に、重なり合った赤が見せてくれる深い色味は魅力的で、それはボルドーレッドのように少し黒に近い赤味があって美しい。

こんなふうに、赤い花だけが集まっていると、華やかな中に高貴な落ち着きも感じられて美しいと思う。

昔、ファッション雑誌を読んでいたころ、シャネルの真っ赤なルージュが欲しくなって店頭に出向いた。

試塗りをしてみたのだが、これが全く似合わない。
それでも欲しいと思っていたら、何方かが海外旅行のお土産に買ってきて下さった。
単色で使うと、やはり落ち着かず、他の色と混ぜて使っている。

きめやかな白肌で、すっきりとした輪郭の切れ長な目の女性だったら、ミステリアスな雰囲気で似合うだろうと思う。

歳と共に、色も柄も邪魔に感じることが多くなってきたのは仕方がない。

好きな色を挿し色にちらっと、そんな風に赤を使ってみたいと思っている。

2017年9月21日木曜日

こっそりお知らせ

恒例の年内受取り福袋の申込みが入り始めて居ります。

今年は、御歳暮&クリスマスギフト便も承ります。

福袋は、ご予算と、欲しい物をお知らせ下さいね。迷う場合はアドバイス致します。

プレゼント便は、食品以外です。
こちらも、ご予算と、受け取り主の情報等をお知らせ下さい。
小物詰合せ等はセンス良くおまとめします。アドバイス付きです。

焦らなくて大丈夫。ゆっくり考えましょう。

使わない物、がっかりする物を入れない、中身指定ですけれど、メーカー等の細かい指定は出来ません。

例えば

自分用
秋冬物のトップスと革の手袋にサプライズでもう1品。

プレゼントは、ご両親にお揃いのブランケットとあとひとつ。

こんな感じで、後はご相談です。

取り扱いは、和洋衣類、ジュエリーに時計、バッグ、シューズの他、インテリアからステーショナリー、、食器、寝具なども。つまり、食べ物以外はほぼ総てです。

先程は、ご高齢の方から、お洒落な杖のご希望がありました。介護衣類も入れられます。

メールにてお問い合わせ下さい。

待ってましたの栗ご飯

ふっくらホクホク炊き上がりました。
今夜の主役は、待ってましたの栗ご飯です。

胡麻油を少々入れて炊きますと、風味も良く、栗にご飯がくっつきません。
酒、味醂、塩の控え目な味付けです。

もち米を混ぜても美味しいですね。

豚とブロッコリーの炒めにお味噌汁でいただきます。

秋が来たね。

撤収

横浜中華街の、1つ前の駅でした。 撮影は無事に終了し、撤収後に東横線直通で帰宅。 眠いぞ! Tファミリーは、相変わらず仲良しでほのぼの。