2017年9月19日火曜日
ヤブラン
好きなヤブランに、紫の花がつきはじめていた。
すーっと伸びた葉に、房咲きの小花の植物は大抵好きだ。
和風の庭の、それも少し日陰に植えて、季節が来るといつの間にか開花しているような奥ゆかしさが良い。
そういう雰囲気のようなものを、自分自身が持ち合わせていないからかもしれない。
庭の様子が素敵なお宅は、こうした下草や低木、そしてメインの木や花を、実に上手に組み合わせて合る。
苗を植える時に、植物が育った頃の状態をイメージできなければ、なかなか庭造りというのは難しいのだろうと思う。
数年だけ庭のある家に暮らしたことがあるが、根がせっかちな性分だから、草木が育ち、庭の見栄えが落ち着くのを待つのが長く感じた。
それでも、背丈ほどだったミモザの木は見上げるほどに高くなり、黄色の花が満開になるころには、近所の人が見に来てくれた。
ヤブランは、この花が終わると黒い実をつける。
花言葉は 忍耐だ。
ヤブランならば、陽の当らないベランダでも育つかと考えたが、先日アイビーをひと鉢枯らしてしまったばかりなので諦めた。
それどころか、水の要らないエアプランツまで瀕死の状態なのだ。
今のところ元気なポトスとサンスベリアだけは守ろうと思っている。
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