2017年9月24日日曜日
畳紙の紐結び
どうでも良さそうな事なのだけれど、和服を包む畳紙の紐が気になる。
昔は、撚り紐の物が多くて、それには独特の結び方があるのだが、今は、こうしたリボン紐が主流になっている。
そして、洗いに出しても、呉服屋さんでも、①、②のように蝶結びされて戻ってくる。
①は、収納の時などに紐が邪魔になって、すぐに解けてしまう。
②は、やはり蝶結びなのだが、位置をずらしてあって、片方の紐だけが長くなる。
畳紙の結び方を検索すると、撚り紐の方の結び方が載っているのだが、リボンタイプはただ蝶結びと書かれている。
③の結び方を教えて下さったのは、19の時から暫く習っていた 大蔵流の狂言の師匠だった。
師匠は厳しくて、狂言の舞扇子の持ち方や所作の前に、座布団の向きから挨拶から、稽古場に入るところから終わるまで、注意されっぱなしで冷や汗ものだった。
③は、上に被さる方の紐の根元で、引き抜き結びをするから、解けてしまう事も無いし、紐を一本引けばするっと解ける。見た目もすっきりと結び上がっていて気持ちが良いから、この結び方に決めている。
師匠は鬼のように厳しい人だったが、稽古場にいらっしゃる時には、黒革のライダーススーツに身を包み、カッコいいヘルメットを被ってナナハン(750CCの大型バイク)に跨って来た。
そうして、それから10分もしないうちに、紋付袴姿で稽古場に上がってこられるのである。
稽古は1時間で、すっかり忘れてしまったが、とにかくビクビクしながら「くっさめくっさめ」と稽古するのであった。
くっさめはくしゃみの事だ。
稽古が終わると、師匠は別人のように柔和な顔になり、少しは雑談にも応じてくれた。
それからまた、10分もすると、ナナハンでブイ~ンと帰って行くのであった。
所作も台詞も忘れてしまったが、紐結びのような事ばかり覚えている。
19のアタシは、座布団に向きがある事さえ知らなかったのである。
*座布団は四辺のうち、縫い目が無い辺が一つあり、そちらが正面、つまり座った時に膝側に来る。座布団を置いた畳の両側に手を着き、ヨイショと、膝から座布団に乗る。もちろん、ヨイショと声に出してはイケナイ。
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