外は26度。
陽向は結構暑いから、日陰の裏道コースを15分歩いて来た。
今日は日曜日で人は少ない。
お祭りの詰め所には、ずらりと祭り提灯が並んでいた。
奉納金を納めると、名前入りの提灯を提げてもらえるようだ。
昔の提灯は、中に蝋燭を灯した懐中電灯替りで、そう言えば、そっと揺らさないように持った記憶がある。
燃え移ったら危ない紙と火の組み合わせだ。
室内の灯りだって、蝋燭だった時代があるわけだから、火消しは忙しかったのではないかと思う。
日本の家は、木と、障子や襖は紙とで出来ていた。
関東大震災の時も、あっという間に燃え広がったと、祖父が話していた。
今の提灯は、中は電球だから、燃えはしないだろうけれど、炎の揺らめきは無い。
均一に明るく、綺麗ではあるが、その景色に動きは無い。
木々や花々も、提灯のような物も、そして人の人生や心も、揺らめく中に静かな美しさや感動が隠れている。
動くということは、命そのものだと思っている。
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