2017年9月18日月曜日

月うさぎ


焼酎バーの窓飾りが、十五夜の月うさぎに替わっていた。

店主は高齢のご夫婦で、奥様が、この版画を作っているのだそうだ。

つい先日まで夏の海の柄だったから、深い色合いとススキ、月うさぎの柄が秋らしい色合いで目を惹く。

月うさぎの物語は色々とあって、中でも、インドの神話では、キツネと猿とうさぎが、自分たちが獣なのは前世で悪い事をしたからに違いないから、善い事をしようと考える。

それを知った帝釈天が老人の姿で現れて、それぞれに食べ物を乞う。
キツネと猿は、見つけてきた木の実などを差し出したが、何も差しあげるものを見つけられなかったうさぎは、自分を食べてくださいと言って火の中に飛び込む。

帝釈天は、生まれ変わるときには人間にしてやろうと言って、命を捧げたうさぎは、月に永遠の姿として残したというのである。

これではあんまりにもうさぎが浮かばれないような気がしたら、その後生き返らせてやったという話も残っているようだ。

日本では、うさぎは月で餅つきをしていることになっているが、中国では、不老不死の薬を作っていると言われている。

和の文様にも、うさぎはよく使われていて、縁起の良い柄の1つになって居る。
色々な謂れがあるが、月の使いという事で、ツキを呼ぶというのが解りやすい。

残念な事に、この部屋の窓からは月が見えたためしがない。

月見をする縁側も無く、お供えをする習慣もない。

ツキが良くなると聞けば、お団子くらいは買ってみようかと思っている。





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