2017年9月15日金曜日
摩訶不思議 数値と反比例
朝からパズーと病院へ。
ヘルニアなのか何なのか、とにかく炎症の数値が高かったパズーは、2週間ぶりの血液検査。
神妙な顔つきで、先生に呼ばれた。
数値が全く下がっていない。
CRP という数値は、炎症の有無が判り、正常値は0~1.
つまり、どこにも炎症が無ければ0なのだ。
過去にも、ヘルニアなどの炎症があると上昇して、治ると下がった。
ところが今回は、重度の炎症があると推定される12~13が続いている。
帰れると思ったら、早い方が良いという事で超音波検査をすることになった。
肝臓か胆のう、胆管、停留睾丸、 そのような臓器に腫瘍があるかもしれないという事は、他の数値を見てなんとなく思っていた。
ヘルニア以外の場合だ。
40分ほど待って、パズーは辟易した様子。
それからN先生に呼ばれ、また診察室へ。
N先生「若干気になるところはあるんですが・・この数値を叩きだすような重度の腫瘍などが見当たらないんです。 前立腺を含めた生殖器、脾臓には少し問題があるけれど、特別ではない、肝臓も、胆のうも、、心臓の弁に少し異常があるけれど、これも数字ほどではない。で、他の先生とどうしてだろうねって話し合ってみたんですけれど。。」
アタシ「なるほど。血液関係の病気などで上昇はありますか?」
N先生「ありません。大丈夫。」
アタシ「つまり、重度の炎症の原因が見当たらないけれど、重度の数値なんですね?」
N先生「そう。調べなければ良かったかもしれない。食欲旺盛で元気で、ウンチも良好ってところが奇妙なの。普通は下痢や嘔吐のような症状が出て受診して、調べると数値も高いし、原因が見つかるんです。パズーさんは元気だからオカシイよね。」
アタシ「歯周病のような口内の異常ではどうでしょう?」
N先生「そうそう、上がる可能性があるんです。他の先生とも、その可能性に辿り着いて。一度、他の数値が安定したら、歯石除去をやってみた方が良いんじゃないかっていう結論なのね。安定しないと、全身麻酔だから、昏睡の危険があるんです。」
アタシ「歯石除去かぁ。実は、数日前から、口内のケアを強化したんです。乳酸菌パウダーを使って。毎日なんですけれど、1日空けると、指にはめた布に血が付くので改善しなければと。」
N先生「それを続けてもらって、10かだけ口内炎症の抗生物質で様子を見てみましょう。効いたら、口内の可能性が高まるから。」
老犬になったとはいえ、パズーは緊急で受診しなければならないような様子は無い。
摩訶不思議だ。
ただ、噛みにくそうな様子があるから、食事を変えて口内ケアを強化してみた。
もしかしたら、それでぎりぎり悪化が防げているけれど、実は口内に炎症の元があるのかもしれない。
アタシ「はい、判りました。それから先生、前にもお話しましたが、万が一今後、ガンのようなものが見つかった場合なんですけれど、外科的な治療はしない方針は変わらないんです。数ヵ月抗がん剤投与したり、手術入院するなら、3日普段通りに過ごせた方が良いんです。緩和ケアだけはしてやって欲しいと思っているんです」
N先生「前からそうおっしゃってましたね。判りました。了解です。でも、見つからなかったからね、今回。とにかく、口内の様子をみましょう。」
口内か。。。
あ~~クタビレタ。
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