2017年9月14日木曜日
山査子 (さんざし)
大きい姉さんの仕事柄、珍しい物を食べる機会が結構多い。
先日、三箱も戴いてきたお菓子は、山査子の実を水飴で固めたものだった。
北京留学中には、串に刺した生の山査子の美味しさにすっかり虜になったようだ。
露店で買って、食べながら歩くような気軽なお菓子なのだそうだ。
そうしたら、職場の方がお土産に買ってきてくれた。
中国では、ほんの少しのお土産では無くて、どっさりとくれるような習慣があるようで、それもまた可笑しい。
「あなたも好きな味だと思うから食べてみな」
そう言われてはいたが、数日は食べずにいた。
何なのか判らないという理由もあったが、触ったら固かったからだ。
昨夜寝る前に、妙に甘い物が欲しくなって小袋を開けて口に放り込んでみた。
ところが、5センチほどはあろうかと思われるこの山査子のお菓子は、3個が縦に繋がっていて、口に収まりきらない。
おまけに、えらく固い。
仕方が無いから口から出して諦めようと思ったのだが、やはり甘い物が欲しい。
それで、もう一度放り込んだ。
暫くモゴモゴと口を動かしていたら、ようやく飴が溶けて三つに割れた。
種があるかもしれないと思い、そっと噛んでみたら大丈夫だった。
すっかり飴が溶けてから噛んだら、これが美味しい。
甘酸っぱくて、やみつきになる美味しさだった。
一袋食べ終わるのに、10分くらい掛かるのだが、結局3個を30分かけて食べた。
もう、口のまわりも手もベタベタだ。
生の串刺しは、さぞかし美味しいだろうと思った。
バラ科の植物で、冷涼な土地で実るようだが、日本では見たことが無い。
梅に似た白い小花を咲かせた後に、真っ赤な実がなる。
夏バテなどに薬効があるらしい。
山査子にも花言葉がある。
希望 だ。
九は久に通じ、縁起の良い数字だ。
希望の実を九つ食べたのだから、きっと良い事があるに違いない。
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