山葡萄の篭バッグを、いつか持ってみたいのだが、東北の手造り品はとてもじゃないが手が出ないお宝のような価格だ。
親子三代使えるが、買う勇気は出ない。
これは、母の産みの親、アタシの本当の祖母と2回目に会った時にいただいて大切にしている藤の篭バッグだ。
山葡萄やあけびなどは、通年使える事になっているが、藤だったら9月いっぱいで、また来年だ。
電車等に乗ると、中が丸見えで無用心かと気になり、染みがついてしまって使えなくなったスカーフで、内布を縫い付けた。
入れ口にゴムを通したから、巾着のように紐を結ぶ必要もない。
高校生の時に、スリに財布をすられたことがある。
丁度、通学定期を買うお金が入っていて、ショックでしゃがみ込んでしまった。
プロのスリに狙われたら、もう観念するしかなく、ほぼ確実にすられてしまうと聞いた事がある。
うすぼんやりと突っ立っていた高校生の財布をする位、オチャノコサイサイだったに違いない。
それからは、用心するようになった。
一枚の内布を付けただけでも、少しは安心感がある。
後は狙い打ちされないように、キリリと立てば良いだろうか。
濃い色の藤の篭バッグだから、今月中に、季節の使い納めをしたいと思っている。
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