2018年1月31日水曜日

工夫の無いカレー

まるきり何の工夫の無いカレーにした。

鍋任せ、市販のルー任せ。

全く困った事に、Tの姉が、大きい姉さんの職場関係に手紙だか葉書だかを送りつけてきた。

仕事をもらう側であるから、非常に困るのである。
何故知っているのかと言うと、Tが話したからだ。

Tの姉は、もう50年前から病である。
精神を病み、あちら側の世界に住んでいる。

常人とは隔たった世界で、常軌を逸した事を思いながら、幻覚、幻聴、そのような症状が悪化しているのである。

昔はアタシに送られてきて、或いは時間構わす電話が鳴った。

罵詈雑言とお金の話を延々と話し続ける。

気の毒には思うが、返事などを書こうものなら、3日と開けずに郵便が来てしまうし、話し相手になれば、更に電話が増えるので、反応を止めてしまった。

もう、こちらに戻る可能性は無いのである。

Tは、姉に対する情が無いだけではなく、姉弟仲も良くない。

電話には出るが、直ぐに切ってしまう。

病院からは、再三、面会に来るようにと手紙が来るが、帰省費用はギャンブルに使ってしまったし、そもそも、少しも帰省したいと思っていない。

なんだかんだと質問攻めにあい、面倒くさいから答えてしまう。
それなのに、帰省する費用も無く、借金まみれで、生活保護の姉より小遣いが少ない事は伝えない。
だから病院もさぞかし困っている様子だ。

とにかく姉にしてみれば、唯一の身内であり、Tを溺愛しているのである。

帰省させて、顔を見せ、病院に今後の事を相談する以外に法はない。

その費用を、アタシは工面できないから、自分で考えてもらうしかない。

T宛ての郵便以外は、投函せずに破棄してもらい、電話をする時にも付き添ってもらって、T以外にはかけないように頼ませた。

早く帰省してもらわない事には、不安で仕方がない。

大きい姉さんも参っている。

申し訳無いが、何処までも厄介な姉弟なのである。

居抜き

備品は全部揃っていたとはいえ、ほんの3日か4日の間に、あったラーメン屋がとんかつ屋になっていたのには驚いた。

居抜きの物件は、借り手がつくのも早く、工事も要らなければ、開業資金も大幅に少なくて済むからだろうと思う。

比較的に安定しているように見えて、実はラーメン屋さんも凌ぎを削っていて、残る店には行列が、消える店は半年もたないのである。

にわかに増えているのがとんかつ屋。

このとんかつ屋の裏向こうは牛かつ屋だから、また競争になるのだろう。

なんと目まぐるしい事だろう。

そして、どんだけ食べたら気がすむの?日本人。

今朝はクリニックで薬をもらい、大急ぎで戻ってから炊事。
それから仕事をして、急かされるように散歩をしてきた。

そう言えば、メンタルクリニックも、いつも患者が溢れていて、あちらこちらに新しいクリニックが出来ている。

さずがにコンビニは満杯だから、もう増えないとは思うけれど、雑居ビルを見上げてみると、カフェやら、整体院やらも、居抜きで名前が変わっている。

くたくたになるまで働いて、帰りに何かを食べて、次に整体に行って、また朝が来ると仕事に行く。

そんな様子を珍し気に見ているのは、ほぼ全て外国人なのである。

一体、どんな街に見えているのだろう。

目が霞むので休憩タイム。

2018年1月30日火曜日

てりてり照焼き

若鶏のモモ肉を照り焼きにした。

少しのお砂糖と味醂、火加減で照焼きになるが、鶏の場合は、皮の脂があるので、てりてり光る。

乾燥しているせいか、急に冷たいサラダが食べたくなって、キャベツとセロリとコーンのサラダを冷やして添えた。

お味噌汁は長ネギと木綿豆腐。

歯石除去をしてから、ハズーはよく水を飲むようになった。
前は沁みて痛かったのかもしれない。

アタシも、最近、水道水をよく飲む。
味のついたものは飲みたくならず、ただの水をゴクゴクと飲みたくなるのだ。

元々が水分を摂れない体質で、お腹がカポカポと一杯になってしまう。

それが水道水だと、ゴクゴクと飲めるのである。

いつも水分補給せよと言われていて、水が飲めるようになったから、結石体質には良いことかもしれない。

今日は大きい姉さん早帰り。
残るはTだけ。

昨夜は帰宅が深夜で、支給された交通費3千円を持ち帰ったが、同じ3千円を人に借りて飲んできた。
仕方がないから、受け取った3千円を、借りた人に返すようにと渡した。

結局、3千円は糞尿になったねと言ったら、天井を向いて笑っていた。

誘いを断れないタイプだが、誘われるままに付き合っていたら交際費が足りなくなる。

走って逃げろと言ったら、また天井を向いて笑っていた。

この明るさがどこから来るのか謎である。

アロエは強し

寒さだけではなくて、雪の重さでへし折れてしまった植物があちらこちらに。

雪は軽く見えて実はとても重く、綿も軽く見えて重いのと同じだと思った。

重量と見た目には大きな差がある。

その重みにも負けずに、イキイキと元気なのがアロエ。

びくともせずに生きている。

アロエ強し。

多肉植物は、低温には弱いと思い込んでいたのだが、冬を越せるのならば、ひと鉢あっても良いかもしれないと思った。

ベランダのサンスベリアも生き延びていて、下手に室内に入れるよりも、馴れた場所から移動しない方が良いようだ。

人間も、移転は三大ストレスになる。

今日も針仕事をして、寸法を確認しながら進めているが、とにかく目が疲れる。

自分の頭と老眼鏡までもが重く感じて、首がへし折れてしまいそうだ。

無理せずコツコツ慎重に。

完成まであと5日。
場合によってはもう少しかかりそうな予感。

2018年1月29日月曜日

塩豚煮込み

豚ヒレ肉で、塩豚煮込みに。

白菜以外に、価格安定のキノコをたっぷりと入れてみた。

本当は、ヒレカツが食べたかったが、ここのところ忙しく、フライを作る気力がわかない。

縫い物をすると、これが結構くたびれて、時間もあっという間に過ぎてしまうのである。

ポーンと鍋に放りこんでおけば出来上がる物ばかりの献立続き。

寒いせいなのか、妙に眠気が襲って来る。

冬眠したい気分だ。

あちらこちらから、また降るらしいと聴こえて来る。

もう毎日一鍋料理で良いよね?

春が来るまでずっと一鍋。

そう決めてしまえればどんなに気楽だろう。

それでもやっぱり冬が好きなのである。

滅多に買わない苺を買った。

あまおうは確かに甘くて美味しい。

バナナばかりではツマラナイから、少し高いが思いきって買った。

たまたま、今朝仕入れたあまおうを、おばちゃんが品出ししているところだった。

たまには食べなと言われたので、そうだよね~と買ってきたわけだ。

数日前に、おばちゃんの友達の旦那様が、お餅を喉に詰まらせて脳死状態になっていると聞いていたが、亡くなられたそうだ。

家族へのお見舞いに、あまおうを持って行こうと、余分に仕入れた矢先の事。

ニュースで報道されるのは一部で、救急車で運ばれる人の数は結構多いらしい。

延命で助かっても、脳死状態では回復はしないから、家族は大変な事になってしまう。

げんに、心筋梗塞で倒れたおじちゃんは寝たきりのまんま、今年で3年目なのである。

食べたいものを食べて、ボックリ逝きたいよねとおばちゃんが笑った。

それは皆が望んでいることなのだが、望み通りには行かない事の方が多い。

苺は8粒入り。

Tと大きい姉さんが3個で自分は2個。

半分にカットして16個にして、5個づつ食べて、残りの1個を食べちゃおうかと考えながら、ボックリ逝ける方法は無いものかと考えた。

今日は寒さが少し緩んでいる。

1月もあと数日。

KIMONOIROIRO 心境を纏う

着物を着るのには、着物と帯が必須なのは言うまでもありませんが、そこに様々な小物を足して、格や好みを表現出来る楽しみがあります。

初心者の方々は、まだまだ判らない事や、この組み合わせで良いのかしらと迷うことが多い事でしょう。

細かい決まりごとなとはまた書いて行きます。

今日は、格を気にせずに着る普段着の事を書いてみます。

季節を考える事は外せませんが、それ以外は自由です。
ところが、どうぞお好きなコーディネートでと言われましても、着物の奥深さを熟知していませんと、自由の中で楽しむことが難しく感じます。

今は寒い季節ですから、温かみの感じられる色にしてみようですとか、 梅等、季節の花の帯なら良いだろうと、その辺りまでは決められます。

そうして街に出ますと、案外と、ざっくりした紬に、梅柄の帯、或いは、梅柄の小紋に、柔らかい風合いの帯、このように、同じコーディネートを見掛ける事が珍しくありません。

とは申しましても、全く同じというわけではありませんから、それはそれで良いと思っています。

季節が感じられる装いは、見る人も楽しむことが出来ます。

さて、今年はお正月に着物を着ました。

改まる気持ちがして良いものだと思いました。

五十代半ばを過ぎ、最近は、気持ちを引き寄せて、今、或いはその日の心境を纏うという組み合わせ方を考える事が増えました。

いろはにほへと が手描きで染められた帯は、書く事が好きですので、遊び心で誂えました。

ずいぶん前のことです。

色紙柄が織り出された紬に合わせたいなぁ等と思いつつ、実はまだ絞めていません。

いろは歌には仏教的な意味がこめられています。

色は匂へど 散りぬるを
我が世誰ぞ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず

人生を達観した心境にもなるこの頃、この意味あいを意識して、抑えた色調の無地紬ですとか、 こんな心境とは無縁のところに居る、無邪気な童子柄の紬に絞めるのも良いかと想いを巡らせています。

少し沈んだ気持ちの時に、明るい色目のコーディネートをしてみましたり、節目の年齢になった時に、内面に合う色柄の組み合わせをしてみるのも、また着物を楽しむ醍醐味です。

是非皆さんも、内なる声に耳を傾けながら、心境を纏うことに挑戦してみて下さい。

*いろは歌 塩瀬染め帯 コーラル私物です

また次回をお楽しみに。

2018年1月28日日曜日

1日多忙

しばらく停滞してしまった針仕事を進めて、決めた納期を今週一杯までに延期した。

あれこれと忙しく、今日は特に多忙な1日だった。

散歩中に、また小雪がチラチラ舞い落ちてきて、相変わらず寒いから短距離でおしまいにした。

遅れていたお肉がやっとこさ配送されてきて、初めて注文したホルモン煮込んでみた。

焼き肉ように下味がついているのを、焼かずに鍋へ。
野菜と煮込めば、もつ煮込みになるだろうと思ったからだ。

買い足そうと思っていた根菜は、八百屋さんが休みで買えず、有り合わせで何でも入れてみた。

これが美味しい!

焼き肉にしなさいよ~と言うのを煮るアマノジャク。
しかし、その昔、シシャモを茹でたら美味しかったんだから、何の抵抗も無いのである。

酒の肴のような献立だが、我が家にはお酒が無いので、立派なおかずになる。
副菜には、カボチャとブロッコリーのサラダを。

もつ煮込みは、味噌味にして、半分汁物みたいな気もしたのでお味噌汁は作らず。

もつ煮込み定食いただきます。

2018年1月27日土曜日

寒さ継続中

相変わらず寒さ継続中。

年をとったパズーにも分かるらしく、遠回りの角を曲がろうとしなかった。

近付けるようになった植栽の匂い確認のあと、まっしぐらに帰路へUターン。

こういうときは冬眠が一番だ。

昨夜、ピザまんと一緒にきな粉飴を買った。
急に食べたくなって。
きな粉に黒糖などを入れて練り固め、固めたきな粉にさらにきな粉をまぶしたきな粉尽くしのお菓子、きな粉飴。

子供の頃は好きじゃなかったはずなのに、最近きな粉が好きになった。

それとも懐かしいだけか?

歳を重ねる変化の不思議さを感じるようになったのは55歳になってからの事。

だから、個人的には、55歳が高齢期の入り口なんだろうと思っている。

ピザまん

ほぼ一年中、自分で作った物を食べていると、食への興味が薄れて行く。

どんな味なのか判っているから、わ~っという驚きも、どんな味なんだろう?という期待も無いから当たり前だ。

それでさっき、パジャマにしているアッパッパをスウェットパンツに押し込んで、その上からダウンを着て、頭はいつも寝癖で逆立っているから帽子で隠して、裸足にスリッポン履いてファミマに行ってきた。

出掛けるのはさほど億劫ではないが、帰ってきてドアを開けた途端に、パズーが弾丸のように飛び付いて来るのがコマリモノなのである。

お財布を入れだトートバッグも、買ってきた物もバーンと飛び散り、アタシは勢いに押されて尻餅をつき、そのまんま後ろでんぐり返し状態になってしまうのである。

話は逸れたが、ファミマをうろついて、何が食べたいのか考える。
チョコでもなーい、ポテチでもなーい、あれも違うこれも違う。
結局いつも、菓子パンを数個かごに入れてレジへ向かう。

今日は思いきって、レジ横の肉まんケースを覗いてみて驚いた。

餃子まんなんていうのまであって、種類が倍増していた。
ようやく見つけたピザまんを買った。
肉まんは好まず、買うならあんまんかピザまんと決めている。

もうひとつの壁は、注文だ。

小さい頃から、注文をして買うのが苦手なのである。

だから、スタバのようなカフェでも、コーヒーくらいしか頼めない。

しかし、今日は意を決して ピザまん1個と注文した。

そして、パズーの大歓迎ラブラブ攻撃を受けとめて起き上がり、やっとこさ、ピザまんを口に入れたのである。

( -_・)? Σ(゚◇゚;) ヽ(*´▽)ノ♪ 美味しい!これだよこれ! 大満足。

ピザとかハンバーガーのようなジャンキーな物が食べたかったのかは分からないが、とにかく美味しかった。

画像を忘れるほど美味しかった。

よく眠れそう。

2018年1月26日金曜日

強風ビュービュー

夕方から、また風が強くなってビュービュー吹き荒れている。

何か温まる献立をと思ったが、浮かんだのは、鶏と白菜の炊き合わせと、最近気に入っている大きいなめ茸とさつま芋のお味噌汁だった。

冬が長い北国へ行けば、きっと冬らしい郷土料理があるに違いない。

オイルヒーターが効いているんだかいないんだか。

こういう時には、炬燵があれば、もう立ち上がるのも嫌になるだろうけれど、温かいに違いない。

都会暮らしで、何台も暖房器具を備えている家は少ないはずで、もしかしたら、電気屋さんは儲かっているかもしれない。

吹き晒しの土間で働いている八百屋のおばちゃんは、寒すぎで8枚重ね着をしているんだと、首もとから勘定しながら見せてくれた。

それでも寒くて、一台の電気ストーブの前で丸まっていた。

背中と肩、首、足さえ温めれば風邪は引かないと誰かが言っていた。

作って良かった綿入れ半纏。 こんなに役に立つとは。

明日も零下なんだろうか。

東京の零下

48年振りの寒波だそうで、東京の零下を経験中。
寒いと言うより、何もかもが冷たい。

冷蔵庫の中に居るような感じで、それでも晴れているのである。

陽射しが、アスファルトもコンクリートも温め切れず、ただ晴れていて、ただ冷たい。

あちらこちらに残った雪が、かたく凍っている。

不思議な形に見えるが、どこも曲線で、直線や角が無い。

手付かずのまま自然に委せておくと、何でもこんなふうに曲線の造形になるのだろうか。

雪の茸が生えているようにも見える。

人の身体にも、直線や角は無いのだから、直線や角を意識して創る物が、一番人工的なのだろうと思う。

自然な状態で居れば、きっと心も曲線でなだらかになり、ギスギスと角を感じたら、どこか不自然な心地悪さを感じるに違いない。

雪を見慣れたパズーも、柔らかい巻き毛を湿らせながら、東京の冷蔵庫を探検している。

2018年1月25日木曜日

ナイナイ豆腐

せっかく厳しい1月を乗り切って迎えた給料日。

何年振り?で、すき焼きにした。

使ったお肉はオージービーフの赤身なので、和牛霜降りのような訳には行かない代わりに、量多め。

それでもって、昨日お豆腐だったんだから、ナイナイ豆腐で良いかと、焼豆腐ナイナイ。

その分、ヘルシーなしらたきを倍量。

長ネギも春菊も入れたけれど、なんか締まらない感じのすき焼きが出来た。

食べながら思った事は、無理にすき焼きにしないで、牛丼で良かったんじゃないか? ということだった。

或いはハッシュドビーフとかね。

だけど、節約中の我が家の場合、すき焼きの雰囲気さえ伝われば、それで良いのである。


給料日なんだ!だからすき焼きなんだ!そう思えれば美味しく感じるのである。

スノーマン

パズーを怖がらせていた雪ダルマが、いよいよ消えようとしている。

パズーは少し近付き、暫くの見てから後ろを向いて、また何度か振り返って居た。

昔、大小姉さんたちに観せた短編 スノーマンを思い出した。

スノーマンは生き物ではないけれど、不思議な存在感がある。

目と口があるからそう感じるのかもしれないが、心があるようにも見える。

パズー「なんだ、おまえ居なくなるのか?」

雪ダルマ「明日かあさってでサヨナラさ」

パズー「そうなのか。明日また会いに来るよ」

言葉を話せない同士の会話をしたのかもしれない。

リベンジ

踏み切り傍にあったラーメン屋さんが営業を止めて半年が経っている。

貼り紙には、暫くの間お休みを頂きます

と書かれていたのだが、休みにしては長すぎると思っていた。

雑誌に掲載されましたとか、テイクアウトの焼豚丼始めました!
など、営業していた頃、必死な様子が見て取れた。

しかし、通りかかる度に、大きい姉さんと話していたのだが、とにかく清潔かんが無かったのである。

飲食店にしては致命的。

昨年末辺りから、時々店内に明かりがつくようになった。

それとなく覗いたら、オーナーさんらしき男性が、ガラスのコップを、真剣に磨いて居た。
布巾で、1個ずつ丁寧に磨いているのが見えた。

あ、修業し直して、再開するんだなぁと判った。

けれど、外壁は黒のペンキ塗装で、裏側もゴミ置き場のようになっていて、これをなんとかしなければ、お客さんを集めるのは大変だと思って居た。

今日通り掛かったら、外装を白に塗り替える工事中だった。

真っ白に!
そうそう、これならいけるかもしれない。
裏も掃除され、同じ白に塗り替えてあった。

リベンジの意気込みを感じた訳なのである。

きっと、味には自信があるに違いない。
何故駄目だったか、どこを改善すれば良いか、何ヵ月もかけて考え続けたのだろうと思う。

急に応援したい気持ちになった。

またテイクアウトメニューが出たら、一度買ってみようと思って居る。

2018年1月24日水曜日

とうとう豆腐

給料日前日まで粘りに粘り、最後に残ったのは、とうとう豆腐一丁。

肉か魚を買い足す一銭も無いのか⁉と言うと、そんなことは無いのだが、豆腐一丁あれば1品出来る。

これはパックのままで冷凍しておいたので、解凍してから焼き目をつけ、玉葱にんにくセロリにトマト缶で、意外に美味しくさっぱりした煮込みになった。

大きい姉さんが買ってきてくれたヴィロンフランスパンと、濃厚野菜出汁のスープがあれば、おフランス風に変身。

食べた人しか豆腐だとは気付かないのである。

塩気が少し足りないところをチーズで補い、なんとか1月を乗り切った。

暮れにギャンブルに寄付された時は、どういう脳みそをしているのかと呆れ果てたが、1日300円の小遣いで、こちらもなんとか乗り切った。

食い溜めも寝溜めも出来ないのが、生きる辛さであるわけだが、お正月にご馳走を食べた記憶にすがれば、多少質素な献立になってもヒモシサは感じないものだ。

さて明日はご馳走なのか?

いえいえ、更につましくシンプルに。

2月はまだまだ寒いから、何度も湯豆腐を食べたいと思っている。

つくづく消えもの

ほぼ跡形もなく、積もった雪が消えた。

公園の一部と、路肩に少し残っているだけ。

土と違い、アスファルトは降ってきた物を溜めないのである。

少しづつ吸収するような優しさも無い。

だから、東京の人は、雪に備える気にならない人が多い。

つくづく消えものだと思っている。

パズーは、雪だるまの恐怖から開放されて、今日はつるりと滑りながらも、植え込みの匂いを嗅ぎに走って行った。

人間にも、消えもののような人が居る。いつの間にか居なくなったり、急に消えたり。

消えるには消える理由がある。
消えた後では、詳しく知る由も無い。

飛ぶ鳥跡を濁さずと言うが、去り際の良さは、その人の人格を表すものだ。
去り際で醜を晒さないようにしたいと思っている

2018年1月23日火曜日

腰痛

長靴を履くと、滑らない安心感があるかと言うと、そうではない事に気が付いた。

車が通る度に、雪が寄せられた端に避難しながら歩いていたら、腰を捻って腰痛。

イテテテテ(>_<)

今夜はこんな豚とキャベツの炒め物とお味噌汁だけ~。

ここで悪化しないように食い止める方が優先だからね。

人生14回目のギックリ腰だけは避けたーい。

其々の雪

トリミングをキャンセルして、散歩へ。

夜半まで降り続いた雪を、都会人が除雪している。

車は、チェーンを装着していても、ノロノロと徐行運転だった。

昨夜のニュースでは、正しい雪道の歩き方まで出ていて、足裏をしっかり着け、ゆっくりゆっくり…辺りまで読んだら、可笑しくなって止めてしまった。

いくら注意を呼び掛けても、東京に雪が降ると必ず転倒して怪我人が出る。

まるい公園は真っ白で、バズーは入ろうとしなかった。

帰宅時にひどい目に合った人、雪ダルマを作る余裕があった人、其々の雪。

3つの雪ダルマに出会った。

一番上の雪ダルマはこのマンションの下に立っていて、5メートルくらい離れた所から、バズーがじっと観察。

動くか、生き物なのかを見極めようとしている。

自分に害を及ぼす生き物だったら一大事だから。

そんなわけで、嗅ぎたい匂いも嗅げず、ウンチをするのさえ止めて戻ってきた。

こんな雪の可能性が、今年はあと何回か起こる可能性があるらしい。

取り直したトリミングの予約日は7日。

どうかその日だけは避けて下さいね、お天道さま。

2018年1月22日月曜日

雪雲

すっぽりと雪雲に覆われてしまった東京が吹雪いている。

夜なのに、不思議な明るさが残って、横殴りに吹雪いている。

トリミングをキャンセルして正解。

明日は立ち往生する車が多いに違いない。

こんな雪が東京に降るのは珍しい事だ。

実は、ずっと暖房要らずで、さっき初めてオイルヒーターをオンにした。

やせ我慢をしていた訳ではなく、マンションは、上下左右の部屋が温まっていると、真ん中の部屋も温まってしまうのである。
人様の電力をお借りしているようなものだが、盗んでいるわけではないから、誰も文句は言わない。

Tも大きい姉さんも、帰って来られるか?

近いとはいえ、外を歩く時間は、大きい姉さんの方が長いのである。

フックラフクヨカサンだった頃ならば、完全に雪ダルマだろうが、今はオヤセノカリカリサンになったから、髪をほどけば雪女さながらに違いない。

こういう日は、なんでもかんでも有り合わせの野菜をトントン切って鍋に放り込む。 味噌仕立ての熱々田舎汁があれば良い。

一応、鰹と大根も煮たけどね。

思ひで

予報通りの雪である。

平成三十年の一月に雪降り、パズーの足跡とアタシの長靴の跡が、こうして並んだ思ひでを記しておこう。

きっといつか必ず、懐かしいと思うに違いないから。

裏口の椿が、雪持ち椿になって、いつもより何倍も綺麗に見える。

女が白粉を叩くと少しはマシな顔に見えるものだが、椿は素顔を隠そうとはしない。天から降ってきた雪が勝手に雪化粧をしてやって、されるがままに咲いているから何倍も綺麗になる。

今日の雪は晩まで降り続いて、明日にはくるぶし辺りまで積もるという。

もう既に、革靴やハイヒールを履いて歩いている都会人の馬鹿者が、スッテンコロリンと転んでいる事くらいは、救急車のサイレンを聞けば判ってしまうのである。

その点、派手すぎて失敗かとは思ったが、ちゃーんと長靴を持っていて、今日こそ出番だと履いているアタシはかなり偉いのである。

365日の内で、雪が降る日は片手で数えるくらいしか無い。
そのほんの数日の為の長靴を勿体無いと思って備えない人が転ぶ。

裸足のパズーが霜焼けになったら可哀想だから、今日の散歩は八百屋さんまでで引き返して来た。

犬のパズーにだって、こんな日は早々に引き揚げた方が身のためだという事が解っているのである。

10年かけて学んだ賢い頭で考えている。

さて、明日のトリミングはどうするか。

雪は翌日が厄介だ。

後日に予約を取り直すのが賢明だろう。

ちょっと残念だけどね。

2018年1月21日日曜日

スプーン1本

今夜はTが、晩御飯要らず。

大きい姉さんは、御飯さえ炊けていれば何にも要らないと言って出勤した。このひと言でぐーっと気楽になって、今日は針仕事が一時間余計に進んだ。

パズーの鶏肉を茹でた出汁で、キムチスープを作って、ついでにスプーン1本あれば食べられる、ツナと水菜、パプリカのサラダ丼を作った。

スプーンと言えば、アタシが愛用しているのは、普通のディナースプーンよりも一回り小さなスプーン。

大きい姉さんが北京留学中に買った物で、フォークとお揃いで、パンダの絵柄がついている。

子供みたいなのだが、これが軽くてとても使いやすいので貰った。

自分専用と思うと、このパンダのスプーンじゃないと落ち着かず、いつもカトラリーが入っている小引き出しをガチャガチャと探している。

何故だか、揃いで買ったはずの良いカトラリーはなくなって半端な数しか残っていない。

また買い揃えようかとも考えたが、足りなくはないから、パンダのスプーンさえ残っていれば良いと思っている。

ごちそうさまでした。

給料日まであと3日。

ホントに明日は雪なのか?

急激に冷え込み、明日明後日は、都心も雪の可能性があるらしい。

防寒ばっちりで外へ出たが、予想に反して良い天気だった。

植え込みにも、春の花が咲いていて、桜草も混じっている。

明後日は、パズーのトリミングを予約してあり、どうしても連れていって、小綺麗にしてやりたいのだが、果たしてどうなるだろう。

タクシーが走るか、帰って来られるか、下手に出掛けて戻れなくなる可能性もある。

バスにも電車にも、パズーを乗せられないからだ。

ほんの2日後の事なのに、今日の空を見上げても何も決められない。

雨女は、雪も呼ぶかもしれないから、様子をみるしかないのである。

だいたい、今日という日がなんとか暮れそうだという事くらいまでは考えられるが、それも不確かな事。

先の事は何も判らないに等しい。

昨年の朝方、急に腹痛に見舞われた時も、結石のけの字も考えていなかった。
CTスキャンを経験する事になるとも思わなかったのである。

点滴を受けながら、入院中、パズーをどうしようかと気を揉んだが、実際は、夜には家に戻り、アタシは茶巾寿司を食べていた。

ホントに明日は雪なのか?

今、そう考えているのは確かな事だか、雪が降るかどうかは、全く判らない。

漠然と、明日も安泰だと思えるから生きられて、常に何かが起こるかもしれないと不安にかられていると、人は恐怖心で一杯になり、生きられなくなると聞いた事がある。

未来に対して鈍感で居られる事は、人間に備わった生きる本能なのかもしれない。

2018年1月20日土曜日

そうだ!あれを食べよう

代わり映えのしない献立が続くと、少食なのに食欲が失せる。

あれ食べたいこれ食べたいと言われるのも大変だが、何もヒントが無いのもツライ。

マンションの隣に、長崎ちゃんぽんのお店があって、看板のメニューを見て そうだ!あれを食べよう と思い浮かんだ。

それが かた焼きそば。

しかし、わざわざ焼きそばを揚げたりはせずに、マルエツで買った。

ところが、売っていたのは皿うどん。

一瞬クラっと来た理由は、白い餡かけと太い揚げそばがあまり好きではないからだ。

でも大丈夫。

開けたら、こんがりきつね色の細い揚げ麺が入っていた。

餡かけの方は、野菜に干し椎茸、豚肉などで醤油味。
皿うどんに入っていたものは使わない。

食べる時には黒酢をかけて、銀座アスターには敵わないが、久しぶりにかた焼きそばがお腹に収まった。

皿うどんは上湯で、具材も海老や鳴門のような練り物が入っていて、高校の修学旅行で食べた。
長崎の何処かに、修学旅行の団体が入れるようなお店があった。

九州と山口を廻って、学年500人あまりが2グループに分けられ、逆のコースを辿る。

アタシは、行きは新幹線、帰りは寝台だったが、それでも地獄の修学旅行だった。 過密スケジュールだったからだ。

逆コースグループは、行きの寝台で、九州に着いた時には、既に疲れはて、更に地獄だったらしい。

あの寝台 ブルートレインはもう走っていないらしい。

今思い出すと、ブルートレインなんて、ちょっと洒落た名前じゃないかと思うし、九州へは、いつかもう一度行ってみたいと思っている。

消えていく

今日は大きい姉さんが休日。

散歩がてらマルエツへ行ってきた。

葉野菜が見当たらず、何が安いだろうと眺めたら、根菜とキノコ類は安定していた。

そういえば、ここはマルエツではなくて、ポロロッカという名のスーパーだった事を思い出した。

いつマルエツになったのか、その時に工事があったか、細かい記憶はどんどん消えていく。

覚えていなくても良いことは消えて、覚えていなければならない事まで消えて行きそうになるのが老化なのだろう。

それなのに、いつまでたっても消えない記憶がある。

それは、小さい頃から30代ぐらいまでの事のような気がする。

心も身体も若い頃の出来事が、優先的に残るのだろうか。

そうだとしたら、今現在やこれから先の事は、記憶に残り難いということになるのかもしれない。

心に留まる記憶は、思い出した時に楽しい方が良いに決まっている。

記憶力が衰えて、消えていくスピードが増すのならば、なるべく良い出来事を厳選した方が良い。

昨年はボレロを観て感動したから、今年は、もっと早くに予定を立ててチケットを予約するつもりでいる。

待つ時間も楽しいし、当日も楽しい。後で振り返っても楽しい。

こう考えた事が、明日消えているかもしれないからオソロシイ。

エントリー

まだ続けているゲームで、また外観コンテストが始まった。

前回が 野生 というテーマで、初の50位内をキープしたが入賞ならず。

今回のテーマは 新年。

新しい国を作る時間が無く 既存の国で、性懲りもなく、またエントリーした。

中華街のお正月ということにしたが、実は作った国の中では、一番納得がいっていない。

しかしながら、開始から3日目の現在、40位辺りをウロウロ。

まあ良い。
ほぼ無課金だから、他のイベントでは、良くて100位台、バトルになると、2000位以下になる。

つまり、ユーザーの数が、2200人くらいとなのだと判った。

今回は、入賞等を意識せずに、とにかく50位内をキープしたいと思っている。

ゲームで課金している人は、どんなイベントでも上位を占める。当たり前だ。

しかし、3年近くコツコツ遊んでいると、それなりに成長はするもので、最近は、バトルの救援要請が入ると、稀に助っ人に入って、強いボスにトドメを刺せる事も出来るようになった。

100人の盟友さんも、アタシのやり方を面白いがっているようで、実際、同年代の男性は居るが、女性ではアタシが最高齢なのだ。

投票してくれた人がわかるようになっていて、その8割が盟友さん。

大した時間も使わないので、気儘に続けようと思っている。

空のテーマが来たら、パズーの為に作った国をエントリーしたいのだが、こればかりは運営さんが決めるので、待つしかないのである。

みなさん応援してね。

2018年1月19日金曜日

一石二鳥

買いすぎたように思えていた手羽1.5キロ。
半分は骨なのだから、取ってしまえばなんの事はなく消費してしまう。

今夜は定番の手羽飯。
骨を抜いた手羽と人参、松の実は空炒りで塩コショウと七味で味付け、生野菜はキャベツと水菜。

手羽をボイルした出汁は、特に圧力鍋を使うと濃厚で、まさに一石二鳥なのだ。両方いっぺんに出来てしまう。

出汁は別鍋に移し換えて、玉ねぎとシメジの汁物に。

いつものお味噌汁より数倍美味しい。

うっかり忘れたのがライムで、酸味なら黒酢はどうかと試したら、これがまたまた美味しかった。

少し癖があるライ麦のパンに挟んで、サントイッチの具材にしても良さそうだ。

ところが、1.5キロ使っても、保存するほど余らないのである。

手羽飯の日は、香りが良いのか、パズーも大喜びで、鶏一羽の部位でこんなに味が違う事にびっくりする。

他にも、首だったかなんだったか、美味しい部位があるらしい。

食べながら、昔、鯵の干物を焼いて骨を外し、ほぐした身を塩コショウとマヨネーズで和えた事を思い出した。

大小姉さんが小さい頃、子供はみんな同じだろうが、骨のある魚がうまく食べられなかった頃の事。

これを食パンに乗せてトーストすると美味しく、喜んで食べていた。

同じ食生活で育てても、好みは分かれて、大きい姉さんはやっぱりお肉の方を好み、魚介を好んだのは小さい姉さんの方だった。

旬なのに牡蛎を食べない理由は、大姉はカキフライを好まず、アタシが好きな鰯のつみれも食べないからだ。

Tも肉の方を好むので、魚介を食べるなら、小さい姉さんがまた上京出来て、時間もある時に、外で食べる方が良いと思っている。

ところが、魚介が美味しいのはやっぱり冬なのである。

次に夏に会えるかもしれないけれど、その時にはカキフライを食べたいとは思っていないし、旬でもない。

なかなかタイミングが合わないというわけだ。

今から夏の事を考えても仕方がないけれどね。

10℃

とっくりのセーターにダウンで、ここ数日はマフラーが暑苦しく感じる。

妙な天気だと思って、気象庁の天気予報を見てみた。

10℃だ。

例年と比べてどうなのか判らないが、耳が痛くなるような寒さを感じない。

来週の半ばからは、これが一気に5℃を下回るらしい。

寒さが長引かない冬なのかもしれないが、昨年も積もるほどには降らなかったから、雪が見たいと思う。

うっすらと積もった雪の上に、パズーの足跡がつくのを見るのが楽しいからだ。

パズーの肉球も、10歳にもなると硬くなって可哀想だが、出来立てのポップコーンのような匂いは今も変わらない。

今日の散歩は1.5キロで約40分。

戻ってから、瀕死の状態になっているスウェーデンアイビーの様子を見たら、元気を取り戻した葉っぱが艶々としていた。

お湯をあげたのが効いたらしい。

晩御飯の第二段階まで済ませて、一息つこうと思ったら、今度は洗濯の乾燥終了がピーピー鳴って、やっとこさ畳終えた。

少し仕事を進めて、出さなければイケナイ手紙の返事を書き終え、忘れずに投函したから、今日はこれでノルマ達成だ。

あと一時間、やろうと思えば何かを捗らせる事が出来るが、10℃を生暖かく感じる理由を考える事にして、これから暫しの休憩タイムに突入。

眠い。

2018年1月18日木曜日

冷凍カボチャを美味しく

Tは山口県への日帰り出張で、無事帰宅。

いくら飛行機とはいえ、日帰り出来る事がピンと来ない。

明日が外せない会議だかららしいが、世の中はどんどん人使いが荒くなっているような気がする。

今夜は、牛肉とセロリ、パプリカの塩コショウ炒めとカボチャのサラダにお味噌汁。

冷凍カボチャは、凍ったままお皿に並べて、軽くラップをかけてチン。 次は、皮を上向きに並べかえて、またチンする。

2回温めるのが、冷凍カボチャを美味しく食べるコツ。

熱いうちに潰すと、マヨネーズだろうがフレンチドレッシングだろうが、あるいは、軽く塩をするだけでもホクホク美味しい一品になる。

自然食にハマった亡父はカボチャが好きだった。

よく 麦 という名前の自然食品店に連れていかれた。

あの時代の自然食品は、見た目こそ素朴だが、お値段は非常に高く、カボチャが一個千円も珍しくなかった。

見よう見まねで、父は料理をするようになったが、美味いから食べてみなと無理矢理口に押し込められる料理は、噛まずに飲み込むしかないほど、美味しくはなかった。

もちろん、そんな事は言わなかったけれど。

自分では作れないが食べたい物があると、その料理の思い出話をして 「あれま美味かったな~」と言う。

作ってくれとは言わないところが、父らしいわけだが、作るまでは何度も聞かされるから、大抵は作ったものだ。

一つだけ作らなかったのが、カボチャのいとこ煮だ。 カボチャと小豆を炊き合わせる。

甘党には良いだろうが、当時は、作っても、父以外は食べないだろうと思った。

その為に小豆を水に浸けるところから準備する気になれず、とうとう作らず仕舞いで終わってしまった。

豆好きになった最近になって、そのうちカボチャのいとこ煮を作ってみようという気持ちになった。

味付けを塩だけにしたら、意外に美味しいに違いない。

そのうちそのうち、気が向いたらね。

雨こそ落ちて来ないが、今日も暗い。

天気を選ぶ事は不可能だから、気温を確かめてから出掛けた。

遅くまで降り続いていたらしく、アスファルトが濡れている。

休みでもないのに、やけに街が静かで、人も少なかった。

宅急便が届くのを待ちきれず、戻ったらやっぱり宅配ボックスに入っていた。

反物だ。

天気と違って、作る材料の方は選ぶ楽しみがある。

お任せするわ と言っていただくと、選ぶ楽しみをいただいて嬉しくなるのである。

この色はどうだろう、こっちの方が歳相応か、いやいや、少し明るい方が好みに違いないと、選ぶ時間を楽しんでいたら、1週間以上が経過してしまった。

人生には選べる事もあり、選べない事もある。

両方の 選 を楽しむのが良いと思う。

人はどうだろうか?

友を選ぶ事は可能だが、予想だにしなかった縁で知り合うのもまた楽しい。

明日は晴れるか雨か。

とにかく製図を仕上げて始めなければ進まない。

2月初旬には納めたいと思っている。

2018年1月17日水曜日

味付けイマイチ

鶏と白菜の煮物を作ったが、味噌味がイマイチ。

ブロッコリーはおかか和えにしたが、ちょっと出し汁が濃すぎ。

えのき茸の卵スープは色鮮やかにいったが、これまた少々塩気が濃い。

う~~むチョキチョキ、こんな日もあるさで晩御飯を終えた。

家事や炊事は、手の抜きどころがあって、サボろうと思えばサボれるものだ。

手を掛けようと思えばまた、いくらでも手掛ける部分がある。

サボったら散らかった部屋の心地悪さを我慢し、味付けのイマイチも気付かない振りをする。

手を掛けたらかけただけの事はあるわけだが、それも1日か2日で消えてしまう。

全く終わりが無い。

食べている時に、大きい姉さん早帰り。

台所の寛ぎ場を追われてしまった。

まだ何か食べ足りない。

渋い色

晴天続きが終わったらしく、朝から外が暗い。

急いで散歩に出たが、やはり降りだした。

そのわりに気温は高めで、今日はパズーもレインコートにした。

冬の雨を降らせる渋い色の空も悪くない。

なかなか味わいのあるものだと思って見上げた。

微かに青みを帯びたグレーのグラデーションと、無機質なビルが、写真のように時間を止めているような気がした。

目を射すようなネオンや看板を取り払ってしまえば、都心は沈んだ色をしているのである。

集まる人や、走り行く車が、都会を派手ばでしい印象にしているだけなのかもしれない。

渋い色の良さは、歳を重ねる毎に解るような気がする。

抑えた色調を好ましいと感じたり、その静かさに落ち着かされる。

まだまだ春の匂いはしないが、漂う湿った空気に、渇いた土の匂いが混ざっていた。

少しづつ陽が延びている。

2018年1月16日火曜日

サーモンのクリーム煮

骨を気にせず食べられるのが便利なトラウトサーモン。

鮭じゃなくて鱒だと聞いたが、鮭がサーモンで、鱒はトラウトだから、日本語にしたらサケマスになってしまう。


量がたっぷりで便利なら、深くは考えずに使う。

今夜は大きい姉さんの方が新年会だそうで、なかなか二人ともご飯が要らない日は被らないのである。

二人とも要らないなら、納豆で即決なのにね(`ε´ )

クリームシチューの素が半分だけ余っていたのを使いきりで、サーモンのクリーム煮。
玉ねぎ、キャベツ、シメジにコーン入り。

子供向きの献立な気がするが、お正月に来たときに、孫のマコシンが クリームは嫌いなの と言っていた。
ご飯も、チャーハンは駄目で、大きい姉さんに似たのかもしれないと思った。

大きい姉さんは、クリーム系が得意ではなく、ご飯も、出来れば単独を好む。

親の小さい姉さん夫婦は当たり前だが、その親のアタシやHオトウ、Sちゃん、叔父や叔母にあたる兄弟姉妹は、今のところたった一人のマコシンの中に、どこか自分に似ているところはないかと思うわけだ。

それも、出来ればなるべく良い部分を受け継いでいて欲しいと願っている。

そんな事を考えながら食べていたら、よく味が判らないまま食べ終わってしまった。

ここ数日、眠くて仕方がないのは何故だろう何故かしら?

頭隠して尻丸出し

笹の葉の植え込みの中に、どうもパズーは気に入った匂いを嗅ぎ当てたらしく離れようとしない。

もう行くよと言っても、足を踏ん張って動かないのである。

待つしかない。

頭隠して尻隠さずとは、愚かさを笑う諺だが、パズーの場合は誉め言葉になる。

こんな頑なさが可愛い。向こうから、苦手な大きな犬が近づいて来て、いつもなら一目散に逃げるはずなのに、気付かずに頭は笹の葉の中。頭隠して尻丸出しだ。

頑固は、大抵の場合嫌われるのが常だが、徹底的に頑固を貫き、それで本人の気がすむのならば、決して悪いことではないと思っている。

頑なと意固地も違う。
意固地は、周囲の対応がそうさせてしまうから意固地になり、上手く対応出来れば溶けて行くような気がする。

パズーは、大好きだったポンちゃんに興味を示さなくなった。

ボンちゃんに腫瘍の疑いがあり、去勢手術をしてからだ。

あんなに悦んで追いかけ回していたのに、すれ違ってもウンともスンとも言わないのである。

笹の葉の中に何を見付けたのだろうか。

散歩し甲斐がある何かの匂いならば良いが、一緒に笹の葉に頭を突っ込んで確かめる訳には行かない。

判ったのは、今のところ、散歩コースを変更するほど、此処の何かが魅惑的らしいという事だけだ。

少しは距離を歩こうと思っても、此処に戻りたがるのだから仕方がない。

今日は間違いなくネットスーパーが運ばれてきて、予定通りに1日が回っている。

あちらこちらから、吹雪いていると寒波のニュースが飛び込んで来るが、何故か都内近郊は、穏やかな天候が続いている。

2018年1月15日月曜日

スウィーティー

そんなわけで(食材が届くのが明日ってこと)、ざくざく野菜を刻んでひっつみ汁トロントロン餡かけになった。
手粉に片栗粉を使ったら、自然にトロントロンになった。

今夜はじゃなくて、今夜も!Tは新年会。それもヒルトンで。

だから簡単で良い。

蜜柑でも買おうかと思ったら、パチンコ屋で風邪を移されたおばちゃんが、スウィーティー食べてみなと言うので、イスラエルのスウィーティーを買ってみた。
グレープフルーツより苦味が少ないけれど、口の回りがやけにヒリヒリする。
外側の皮膚がヒリヒリして、口の中は大丈夫って事は、山芋で痒くなるのもそうだが、口内粘膜の方が丈夫だからか鈍感だからかどちらだろうと考えていたら、大きい姉さんが帰宅してきた。8時前の帰宅は珍しい。


トロントロンひっつみを食べて、今は台所で美空ひばりを歌っている。

確めた

来ない来ない~~。

ネットスーパーが来ない。

事故という事も考えられるから、指定時間から30分は待ったがやはり来ない。

電話してみようかと思った時に、念頭に決めた漢字が頭に浮かんだ。

確 だ。

確かめなければ。

注文詳細のメールを確めた。

判明したのは、配達が今日ではなくて明日だという事だった。

昨日の段階で、アタシはきちんと配送の日にちを確認せずに、今日が16日だと信じて疑わなかったのである。

待っても来ないはずだ。

仕方がないから、少し遅くに散歩に出て、パズーとまるい公園で走り回ってきた。

そうしたら、自分のいつもの思い込みの激しさも、そそっかしさも可笑しくなってしまって笑いが止まらなくなった。

ケラケラ笑いながら走ると、パズーも笑いながら走るから尚更面白い。

さて引き返すかと思った時に、隣のビルの階段に人が腰掛けている事に気付いたのである。

あ~あ、誰も居ないと信じていたのに見られていたか。

確かめれば良かった。

八百屋のおばちゃんの知り合いが、一昨日お餅を喉に詰まらせて脳死になるかもしれないという話を聞きながら、詰まらせた方は80のご高齢で、餅つきに付き添っていたご家族が、つきたてのお餅を食べないように確かめなくちゃいけなかったよねと立ち話をして帰ってきた。

思い込みの激しさもそそっかしさも、簡単には直りそうもないのである。

2018年1月14日日曜日

変化球

牛丼と言っても、肪身ばかりでは胸焼けがするし、固い赤身も何か違う。

ご飯が玄米だから、掻き込むように食べる丼物や、炊き込み等の献立が激減している。

そこで思い立って変化球。

牛挽肉丼にしてみた。
玉ねぎもみじん切りで、白滝も細か目に切る。

これならば玄米でも馴染みが良い。

ついでにサラダも変化球。

せっかくお正月気分が抜けたのに、今更紅白なますじゃ逆戻りだ。

大根、人参にパセリと林檎を加えて、黒酢と胡麻油のサラダにした。
色も酸味の違いも楽しめてシャキシャキ美味しい。

お味噌汁は、さつま芋とインゲンで、白味噌仕立て。

給料日まであと10日。

腐らせて破棄などあり得ない我が家の冷蔵庫は、月末に向かって日に日に空っぽになって行く。

そう言えば、この冷蔵庫はいつまで現役で働いてくれるのだろうか?

家電にも当たり外れがあって、これは大当たりだった。1998年製だから、もう20年目に突入だ。

多分、買い換えたら電気代が下がるのだと思うが、アタシの中では、家電品は壊れたら買い替えるという決まりがある。

1度たけ、容量が足りなくなって、2ドアの小型冷蔵庫から3ドアに買い替えたのは、大きい姉さんが幼稚園で小さい姉さんが1才になった頃だった。

何が食べたい?と訊けば、あんず棒だアイスクリームだと要求を答えるようになり、聞かなかった事には出来ないから買い求める。
製氷室に毛が生えた程度の冷蔵庫では間に合わなくなったのである。

新しい冷蔵庫が収まり、2ドアの小型が軽トラに積まれて走り出したら、大きい姉さんがポロポロと泣きながら、2ドアの小型に手を振りだした。

バイバイありがと~バイバイ~と泣く。

おぉ、こんな感性もあったかと気付かされ、それからは買い替え時を壊れた時と決めた。

今この冷蔵庫が壊れたとしても、大きい姉さんが泣いて手を振ることは多分、絶対に無いが、パズーは悲しむに違いない。

大好きなご飯もおやつも、モヤシもピーマンも、パズーの好きな物は、全部この中に入っている事を知っていて、いつも見上げている。

だから時々抱き上げて、冷蔵庫の中をしっかり見せて嗅がせているのである。

頑張れ20年冷蔵庫~。

ハードル走

散歩から帰還。
外に出てから、今日が日曜日だと気が付いた。

午後の散歩はゆっくり40分歩き、戻ってから夕飯の第二段階を済ませる事にしている。

朝はご飯を炊いて、献立を決めて下拵え。
それからあれやこれやと自分の為に時間を使ってから外に出る。

第二段階で味付けを済ませると、最終の夕飯時が楽になるのである。

昨年までは、午前中に何もかも済ませていて、自分の時間の少なさを嘆いていた。

三段階方式を採用した今年は、スムーズに事が運んでいる。

散歩から戻った後の小一時間を、休まずに使って、4時から2時間を休憩に充てる。

観葉植物に40度のお湯をやって、暫く窓の外を眺めていた。

渋谷だけではなくて、新宿の方でも工事が進んでいるのが見える。

何が建設されているのかは知らないが、ニョキニョキニョキニョキと、ビルが増えて、見える景色も変わって行く。

真下の円山、神泉から、更に向こうの松濤、神山町は、高層ビルが建てられない地域で、そのまた向こうに代々木公園があるお陰で、新宿副都心が見えなくなる事は無い。

見通しが利くというのは大切で、景色だけではなく、人の心の内側も、見通せた方が良い。

立ちはだかる壁は、低い方が越えられる可能性が高まるからだ。

ニョキニョキ工事を眺めていたら、人生がハードル走に思えてきた。

最後のハードルがどれか判らず、越えたとしても、ゴールまで全速力はなかなか厳しい。
しかし、人生には競争相手は居ないのだから、焦ることは無いのである。これが最後のハードルだなと思えたら、飛び越えた後は、ゆっくり歩いて1等賞のゴールを切りたいと思っている。

独学派

新しい事に挑戦する時、どこかに学びに行くのが正道だとは知っている。

しかし、根っからの出不精な上に、パズーも居ておいそれとは出掛けられない。

そして、教室などに通った時の人間関係さえ煩わしく感じて、移動時間も勿体ないと思う性質は変えられないのである。

従って、大抵の事は独学派という事になる。

朝から折り紙をしているのは、そんな理由だ。

袖無しのちゃんちゃんこを作ってちょーだいなと頼まれた。

まだ型紙を起こしていないのよと、やんわりとお断りしたら、電話が掛かってきた。

急がないからお願いします。いつまででも待ってるわ。

いつまででもって言ったって、先方様は古稀に近い年齢なのである。

それに、ちゃんちゃんこを注文したら、3年後に出来てきたなんて話は成立しない。

袖だけ付けなければ良いんだから、簡単でしょう?とおっしゃるが、実は、半纏とちゃんちゃんこでは、全く反物の裁断が違うのである。

半纏の袖だけを付けないとすると、やけに身幅が広い陣羽織のようになって、肩は厳つく立ってしまう。
袖の重さで下がってはくれないからだ。
あまりにも不恰好なのである。

そんな訳で、頭の中の寸法が正しいかどうか、先ずは折り紙で確認しているのである。

次に試作をして、幾つかの工夫を盛り込んで、それからお似合いになりそうな着尺を探そうと思っている。

パズーの布団製作は、まだ先になりそうだ。

2018年1月13日土曜日

晴れ時々Hオトウ ドンド焼き




すっかりお正月気分も抜けたと思いきや、ヤドリギでは、今日がドンド焼という行事だったらしい。

映って居るのがヤドリギの道祖神で、その前で、松飾り等を焚き上げるんだって。
その火で、木の枝に刺した団子を焼いて食べる。

そうすると、今年も1年、無病息災になるのだそう。

せっかくだから調べてみたら、どんど焼きの風習は各地にあるようで、各地で無病息災・五穀豊穣を祈って、この団子を食べているらしい。

この行事が当たり前に行われている地方の子供は 

どんど焼きは十四日、お猿のおけつも真っ赤っか~~♪などと唄って参加した思い出を語っている人までいる。

それで、最後は消火活動もしちゃうのね。

落ち葉炊きさえ見ることが出来ない東京都心部では、見られる炎は、焼肉屋さんの外に置かれた炭火くらいなもの。

炎がある風景というのは、なんとも厳粛な感じがするものですね。

そう遠くはない神奈川の土地で、こんな風習が受け継がれている事に不思議な感動を覚えてしまうアタシです。

オリンピックでも、こういうのを見て欲しいよね、海外からの観光客には。

オトウもSちゃんも、この団子毎年食べているんだから不老長寿で、いつかは仙人みたいになってしまう事でしょう。

今年もヤドリギの四季折々の行事を含め、Hオトウのプライベート行事なども沢山アップさせていただきたいと思います。

その為には、オトウはせっせと活動をしなければなりませんよ~~。

本年もよろしくお願い申し上げます。(*´ε`*)









撤収

横浜中華街の、1つ前の駅でした。 撮影は無事に終了し、撤収後に東横線直通で帰宅。 眠いぞ! Tファミリーは、相変わらず仲良しでほのぼの。