2018年1月11日木曜日

器の見立て

予定通りに、鏡開きでお雑煮を食べている。

もう雑煮碗は片付けてしまったので、イッタラのシリアルボウルによそったのだが、火傷をしそうになった。

器にも様々あるが、使い方を違えると気付く事が多い。

そもそもシリアルボウルは、シリアルに牛乳等を注いで使う物で、多分、持ち上げずにスプーンで食べる。

欧米だけではなくて、アジア諸国でも、器を持ち上げる文化は無いのである。(例外を調べてはいないが)

器を持ち上げる文化がある日本の器には、高台(こうだい)、飯碗の下部にある高さのある部分があって、熱い物が入っていても、手を火傷するような悲しいことは起こらないのである。

大きさや色柄が良いからと、洋食器を用途以外の目的で使うと、今夜のような事が起こる。

そう考えると、兼用するなら、和食器で洋食の方が失敗が少ない事に気付く。

高台がある小丼でシリアルを食べても、何の問題も起こらない。

和の器の世界はとても奥深く、欲しくなるから、なるべく気を逸らすように努力している。

というのも、年齢を重ねたことで、器の見立てにも変化があることに気付いてしまったからだ。

おさまった筈の器熱に火がつきかねないのは困った事だ。

買わないけど見立てるだけと言いながら、昔なら買ってしまっていたはずだが、今はネットで画像を見られるから、衝動買いをしないで済む。

これぞウインドゥショッピング、見て歩き疲れ知らずと言うわけだ。

まず、姿を見る。器の佇まいと言ったら良いだろうか。
飾り棚も食器棚も無いが、第一印象は大切だ。
それから見込みから内側を覗いて、器に盛り付ける時から食べ終わるまでに、どんな楽しみ方が出来るが考える。

四季折々の柄も良し、無地の色味に拘るも良し、内底の小さな染め付けの柄が、食べ終わった時に目にはいるのもまた良し。

キリが無いからこの辺で。

朝の珈琲タイムが始まりの楽しみなので、モーニングカップだけは、きっと新調する予定で居る。

やっぱり、使いなれた大倉の中で見立てようと思っている。

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