ほぼ跡形もなく、積もった雪が消えた。
公園の一部と、路肩に少し残っているだけ。
土と違い、アスファルトは降ってきた物を溜めないのである。
少しづつ吸収するような優しさも無い。
だから、東京の人は、雪に備える気にならない人が多い。
つくづく消えものだと思っている。
パズーは、雪だるまの恐怖から開放されて、今日はつるりと滑りながらも、植え込みの匂いを嗅ぎに走って行った。
人間にも、消えもののような人が居る。いつの間にか居なくなったり、急に消えたり。
消えるには消える理由がある。
消えた後では、詳しく知る由も無い。
飛ぶ鳥跡を濁さずと言うが、去り際の良さは、その人の人格を表すものだ。
去り際で醜を晒さないようにしたいと思っている
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