パズーを怖がらせていた雪ダルマが、いよいよ消えようとしている。
パズーは少し近付き、暫くの見てから後ろを向いて、また何度か振り返って居た。
昔、大小姉さんたちに観せた短編 スノーマンを思い出した。
スノーマンは生き物ではないけれど、不思議な存在感がある。
目と口があるからそう感じるのかもしれないが、心があるようにも見える。
パズー「なんだ、おまえ居なくなるのか?」
雪ダルマ「明日かあさってでサヨナラさ」
パズー「そうなのか。明日また会いに来るよ」
言葉を話せない同士の会話をしたのかもしれない。
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