48年振りの寒波だそうで、東京の零下を経験中。
寒いと言うより、何もかもが冷たい。
冷蔵庫の中に居るような感じで、それでも晴れているのである。
陽射しが、アスファルトもコンクリートも温め切れず、ただ晴れていて、ただ冷たい。
あちらこちらに残った雪が、かたく凍っている。
不思議な形に見えるが、どこも曲線で、直線や角が無い。
手付かずのまま自然に委せておくと、何でもこんなふうに曲線の造形になるのだろうか。
雪の茸が生えているようにも見える。
人の身体にも、直線や角は無いのだから、直線や角を意識して創る物が、一番人工的なのだろうと思う。
自然な状態で居れば、きっと心も曲線でなだらかになり、ギスギスと角を感じたら、どこか不自然な心地悪さを感じるに違いない。
雪を見慣れたパズーも、柔らかい巻き毛を湿らせながら、東京の冷蔵庫を探検している。
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