ひさしぶりに玄米を炊いた。
それから仕事に取り掛かり、袖口、背中心と進めて、表と裏を胴剥ぎしたら、もう2時になっていた。
全てを縫い終わってまとめてから、この木綿のわたを入れる。
実際には、縫いぐるみのように入れるのではなく、わたを置いて、一気にひっくり返すのである。
そうすると、綿入れ半纏らしくはなるが、ここまでで工程の半分少し。
わたがずれないように、針目を出さずに隠し綴じをしなければならない。
三ヶ日が明けた今日の空には雲ひとつ無い。
北風が吹いて冷え込んでいる。
内廊下からも、室内の窓からも、山並が見渡せる。
張り詰めた冬の空気は、2月まで続く。
木綿わたを使う作業は、冬の仕事だ。
仕上がったらお日様に当てると、ふっくらと膨らみ、綿が馴染む。
化繊の綿は膨らまない。
少し高価ではあるが、そのうち絹の真綿も使ってみたいと思っている。
ふんわり木綿わたが気に入ったらしく、アタシの半纏の上でパズーがうとうとと微睡んでいる。
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