せっせと野菜を刻み、韓国風スパゲティーを茹でていたら
「終わりました。帰ります。お弁当を3人前持って」
Tからのメールだ。
待つこと30分。
来た。
アタシ「こないだと同じ銀座の萌黄亭だ!余ったの?」
T「余ったのよ、また余っちゃったのよ。」
アタシ「今度は何の大会?囲碁?オセロ?」
T「違います。今日は匠の技大会に行ってみたのよ。」
Tは役員なので、あちらこちらへ顔を出しても訝られる事は無いのだ。
アタシ「余った時はさぁ、お弁当。下さいって言うの?」
T 「言わないよ。お弁当の回りをうろうろしてるだけ。そうするとさ、お願いだから持って帰って下さいって言われちゃうのよ、僕ってさ。」
アタシ「ふ~ん。昔からそうだよね。」
Tは、さりげなく何かをもらうのが特技だ。
まして、本部の役員が、わざわざ来てくれたとなれば、支店の方々は、土産をくれようとするようだ。
その事に気付いたTは、役員としてのデスクワークはあまり好きじゃないから、支店の催事巡りをし始めたらしい。
余ったお弁当の側に張り付いてうろうろしているのもおかしな話だが、特技だから活かすのは良いこと…ですよね?
いただきます。
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