三ヶ所の見どころのうち、今年は2件が花少なく、此方が一番華やかに咲いている。
ニオイバンマツリは好きな花の1つだ。
この青みがかった透明感のある色が、花の短い生涯の終わりに、白く変化する。
そうすると、青と白が入り交じった頃には、その美しさが一層際立ち、辺りにほのかな香りが漂う。
その香りは、百合のように強いものではなくて、ふんわりと空気に溶け込むような優しさだ。
裏の小さな児童公園の一本桜には、いったい何十、いや何百の蝉が叫んでいるのだろうと思うほど、絶え間なくミンミン蝉が合唱している。
漂う香り、聴こえてくる蝉しぐれ。
今日は立秋だ。
季節が移ろい始める。
折り返して帰り道を歩き始めたら、町内掲示板には、秋祭りのポスターが貼られていた。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。