添加物無しの美味しいかき氷
こんな所にかき氷屋さんがあったっけな?と、いつもは曲がらない路地に入ってみた。
一般のお宅の閉められた玄関のドアに、「食べたい人は呼んで下さい」と貼り紙がしてあった。
メニューはかき氷とラムネに冷やしトマトと書いてある。
かき氷のシロップは、無添加のお手製のようだ。
夏季限定の即席自営業だろうか。
子供の頃は、かき氷と言えば、イチゴにするかメロンにするか迷ったものだ。
食べている途中で、手のひらの真ん中がキーンと痛くなり、全部食べきれた事が無い。
母と入った甘味処には、イチゴやメロンの他に、アンズがあって、迷い無く注文した。
母もアタシも、アンズ色のかき氷が運ばれて来るのを数分待った。
運ばれて来たのは、アンズ色ではなくて、透明なシロップがかけられたかき氷で、てっぺんに、干しアンズが1つ乗っけられていた。
母の表情が曇り、多分アタシも同じように残念な気持ちの顔になったのだろう。 二人とも、それが可笑しくておかしくて、笑いが止まらなくなってしまった記憶がある。
歳を重ねたせいなのか、今かき氷を食べるのであれば、イチゴでもメロンでもなく、宇治金時だ。
餡が添えられ、甘いミルクがかけらたのが良い。
大きい姉さんが休みの日に、買ってみるか。
宇治金時があったかどうか確かめれば良かった。
無かったら、またひどく残念な気持ちなってしまうに違いない。
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