2017年7月18日火曜日
ロクロックビ
14日の夕方に来た、孫のマコシンは、小さい姉さんに張り付いて泣き、決して何も見ようとしなかった。
面白かったのは、16日の留守番の時だ。
「あのさ、ロクロックビっているじゃん?夜中にくるじゃん?・・」
唐突に始まったロクロックビの話。
どうも 妖怪のろくろ首の事らしい。
「まこちゃんとお母さんが寝てる間にさあ、ロクロックビをさあ、お父さんがやっつけているから部屋に来ないからさ、だからまこちゃんとおかあさんはさ、ロクロックビみないでしょ?」
そして、壁にかけてある アタシと大きい姉さんと小さい姉さんの写真を見る。
「おかあさんだ!あれはオバアチャマ? 下のは?」
アタシ「〇〇ちゃんだよ。お母さんのお姉さん。さっき会社に行ったでしょう?」
そうなのだ。
マコシンは、16日には泣かずに おはよう~と元気に来たのだが、その視線は大きい姉さんに向けられていた。
出勤前にシャワーを浴びる大きい姉さんの姿まで見に行ったのだ。
「どうだった?お風呂入ってた?」
「おしりとあしがあった。ウシシ」
そして、大小姉さんが出かけた後に、延々とロクロックビの話は続いた。
黒く長い髪、色白でうりざね顔、長い首。 これは大きい姉さんの特徴だ。
マコシンは、大きい姉さんがロクロックビなのか、そうでないのかを確かめたのだ。
もしも大きい姉さんが ロクロックビだとしたら、お母さんはロクロックビの妹になってしまうし、その子供の自分は、ロクロックビの妹のこどもになってしまうのだから一大事だったのだろう。
「ロクロックビはさあ、仕事しないじゃん?〇〇ちゃんはさあ、白いの着て仕事に行ったでしょ? あのさあ、〇〇ちゃん帰ってくる?」
言いたいことは解った。
ロクロックビだと思った大きい姉さんは、実はロクロックビではなくて人間だった。
その証拠に、おしりも足もあって、白い洋服を着て仕事にも出かけた。
だけど、帰ってくるのが夜だとしたら、その時はもしかしたらロクロックビになって帰ってくるかもしれないから、それはご免こうむりたい。
ロクロックビじゃないことは判ったけれど、ちょっとだけコワイ。
いつか大きくなった時に、ロクロックビが怖くなくなったら、このページを見てください。
その為に オバアチャマは ロクロックビの画を残しておきます。
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