道玄坂の歩道のビルの狭間に、真夏に咲く ピュアポエトリー という薔薇が咲いていた。
純粋な詩と名付けられた薔薇だが、オレンジ系に多色が混ざったような複雑で、実に味わい深い色だ。
ピュアと聞いただけで、自分とはかけ離れているような気がした。
だが、ふと 純粋と純真はどう違うのだろう?と疑問が湧いた。調べても、明確な違いが表現しにくい。
英訳してみた。
純粋➡ピュア
純真➡イノセント
やはり違うのだ。
どちらも邪念が無く、心が清らかな様を現すが、イノセントの場合は、無垢に近い、つまり、生れたての赤ん坊のような汚れの無さに使うようだ。
この薔薇が、イノセントポエトリーという名前だったとしたら、純白の薔薇か。
無垢とは表せずとも、棘の半生を歩き、擦り傷だらけだったとしても、心に邪念が無く、真っ直ぐに生きているならば、ピュアと言っても差し支え無いだろうか。
その答えを教えてくれたような花の色であった。
道玄坂のピュアポエトリー。
この薔薇を忘れずに居ようと思う。
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