2017年7月20日木曜日

試作


 洋服でもバッグでも、既成の型紙を使いません。

秋になったら作ろうかと思っているトートバッグを試作しました。

今回のテーマは、持ち手以外を 1枚のパターンで造る事です。
フエルトの端切れを使いました。

洋服の場合、独自のパターン(型紙)を作るためには、ソーイングボディー(針が刺さる)に布を留めつけて行きます。

この作業を ドレーピングと呼びます。
ドレーピングで形作った後に、待ち針やしつけ用糸を外しますと、
パターンの元となる物が出来ます。
これを トワル と呼びます。

凝ったドレスなどでは、広げてみると、結構複雑な形になります。
トワル を元に 正確なパターンを引きます。

この型紙を作るのがパターンナーの仕事です。

こういうデザインの服が作りたいと考えて、それを画に描く人は デザイナーです。

パターンナーは、デザイナーの希望を再現する仕事です。

こうして出来たパターンを使って、裁断から縫製までを行うのは、お針子さんです。
或いは、工業製品でしたら、縫製工場の仕事になります。

コーラルでは、オーダーメイドをお受けしておりますので、デザイン、パターン、縫製を、アタシ一人でやるわけです。

その為には作業できる場所も時間も必要です。
だから今は、大きな物を作れません。

ですが、時々無性に何かを造りたくなるので、今はバッグのような小物を作っているわけです。

そのうちまた、ドレスを製作したいと思っています。

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早く着き過ぎた

銀座で休憩中。 早く着き過ぎた。 しかし、なんでイッセイミヤケのバッグ、行列出来ているんだろう。