小さい姉さんから、お菓子が送られてきた。
水羊羹が入っていた。
早速冷蔵庫へ。
和菓子の入った箱は綺麗な物が多い。
今回は、真っ白な和紙の蓋に、中は黒だ。
なかなかモダンではないか。
そして、かぶせ蓋の側面に、小さな朱印が捺されている。
なんとも品格があって素敵だ。
一番目に付きやすい上面に捺されていないところが上品だ。
見てみて見てよーっ!というような主張もあるが、こんな具合に奥ゆかしく捺されていると、むしろ、こちらの方が自信を感じるから不思議だ。
いや、自信があるから、あえて側面に小さく捺してあるに違いない。
このての箱は、大抵、容れ物好きな大きい姉さんの物になる。
水羊羹も、きっと甘さ控え目な上品な味だろう。
引き算の美学だ。
人間にも、余白が必要だと思う。
目一杯で息も切れぎれでは疲れてしまう。
心に余白があるかどうかは、歳を重ねるほどに、見た目に表れるような気がするこの頃だ。
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