2017年12月8日金曜日

寒い日の赤いシチュー

牛肉をキウイで柔らかく下拵えしたまでは良かったのですが、玉ねぎと一緒に鍋に入れたところで思考がストップ。

また炒めものじゃ能が無さすぎるわけです。

急激に冷え込む中を散歩して、下の八百屋さん前を通りかかった時に、棚に並んだトマト缶が目に入りました。

冬場は生のトマトを買わないのですが、トマト缶なら2缶で300円以下です。

そうだ!赤いシチューにしよう!

そうと決まって、じゃが芋や人参などをザクザク切って、ホールトマトを投入して煮込みました。

味付けは、塩コショウに白味噌、少しのお醤油に僅かのお砂糖です。

山盛りのセロリも入った香りの良いシチューが出来ました。

赤は温かみの感じられる色です。

昔、キャンベルのトマトスープに、アルファベットのマカロニが入っていたのを思い出しました。

アメリカっぽくて、色々な味があって、缶のデザインも、日本の みかん とか 白桃 なんて書いてあるのとは違って、やけにおしゃれに感じたものです。

調べたら、1000円以上するのですね。

3人の子育てが大変だった亡母は、炊事は思いきり手抜きをしていました。

出前にインスタントラーメン、お肉屋さんのコロッケや串に刺して揚げてあるポテトフライ、土曜日のお昼はホットケーキとかね。

ファーストフードも冷凍食品もありませんでしたから、缶詰のコンビーフもよく食べました。

そのうちになんでも揃うようになって、けれど外食が増えました。

それが戦後の食糧難を経験した亡母の楽しみでした。

それなのに、アタシが作るご飯を食べたがり、手抜きをしていると激怒していたのですから、何故なのか、未だに不思議でなりません。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

早く着き過ぎた

銀座で休憩中。 早く着き過ぎた。 しかし、なんでイッセイミヤケのバッグ、行列出来ているんだろう。