2018年3月25日日曜日

どんな人が住むんだろう

Bunkamura通りに面してそびえ建つ、こちらは独立行政法人都市再生機構のUR住宅。

つまり、昔の公団住宅である。

立地も良いので調べてみたら、広めワンルームの家賃が12万以上だった。
近辺の民間マンションよりは広さが勝っていて、敷金礼金も要らず、保証人不要、更新料も無いらしい。

しかし、家賃の4倍の月収か、100倍の貯金が必要だと書いてあった。
他にも審査があり、厳しいらしい。

12万の部屋に住みたければ、48万の月収か、1200万の貯金が要るとなると、どんな人が住むんだろうと考えてしまう。

そもそも、公団住宅は、経済が厳しい状況の庶民の賃貸で、我が家もバブルの頃に、2年だけ住まった事がある。
広かったが、都心まで1時間半かかるうえに、駅まではバスだったから、2時間かかるわけだ。
それで住むのを止めてしまった。

整備された環境ではあったが、どこまでも同じ景色で、住んでいる世帯も同じようなファミリーで、それが味気なく馴染めなかった。

ここの立地ならば、この家賃でも普通かもしれないけれど、探せば民間で、もっと良い条件の物件があるような気がする。

都心部で遅くまで残業して、まだ薄給の若い世代が、真夜中に終電に乗らずに働けるような距離に、もっと良心的な値段の住まいが必要だと思う。

大卒の初任給の手取り額は、平均16万7,288円。
住居費は、30%が上限と言われているから、おおよそ5万以内になる。

5万以内で借りられる部屋を都内で探すのは至難の技で、あってもお風呂無しの旧いアパートだ。

随分我慢をしても、6万台なのである。

実家があれば、出ない人が増えるのも頷ける。
問題は地方出身者だと思う。

自立しにくい世の中なのである。

*大きい姉さんからは、相応の家賃、光熱費、食費を徴収しています。

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早く着き過ぎた

銀座で休憩中。 早く着き過ぎた。 しかし、なんでイッセイミヤケのバッグ、行列出来ているんだろう。