赤く染まりだした楓を見上げて、そこから折り返してまるい公園に向かった。
まるい公園は、ビルの間の空間で、実はベンチが並べてあるだけだ。
公園はその少し先にあるけれど、階段が急なので昇らないのである。
その公園の方に人だかりがしていた。
なんでも、公園の隣の土地を買い上げた徳島県が、そこに旅行客向けの宿泊施設を建てて、オープン前のイベントが行われているようだ。
都心に宿泊する外国人に、四国徳島までの旅を誘致するらしい。
イベント詳細などが入った袋を貰うときに、これから餅撒きをしますからと言われた。
撒かれる餅目当てに、近所の人が集まっているのだった。
餅撒きなど見たことは無いし、餅と聞けば欲しくなったが、パズーが怖がるので諦めた。
Tだったら根気強く待って、餅をキャッチしていたに違いない。
それにしても、オリンピックに向けた意気込みは凄くて、東京だけではなく、地方も必死だ。
早すぎてくたびれないかと思うが、観光客は確実に増えている。
そして、随分長い休暇を取るらしく、2泊程度の旅行しか経験が無いアタシは、どうしてそんなに長い休暇を取れるのだろうと不思議に思うのである。
それに、長期に休んでも暮らせる事を羨ましくも思う。
帰宅してからパンフレットを見たら、餅撒きの餅は紅白らしい。
あと30分遅く散歩に出れば、その餅撒きを見られたかもしれないと思うとちょっと残念だ。
公園のある狭い道には、有線放送が始めた女性専用ホテルもオープンしていて、これから空き地や空き部屋は、みんな民泊になりそうだ。
帰りついたら、着ぐるみを着た海外の人々が、マリカーから手を振って走り抜けていった。
こうなったら、着物生活を早くに始めて、アタシも区民として日本をアピールするのが良いだろう。
英語のカタコト位は学ばなければならないけれど。
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