色々な野菜を刻んで、一時間よーく捏ねた小麦粉のお団子を、囲炉裏にかけた鉄鍋で煮込みながら暖をとる…
随筆を読んでいたら、こんな盛岡の郷土料理の一文があって、味付けなども書かれていましたので、食べたくなりました。
岩手には、中学の頃に家族と叔父一家と車で行った事があります。
年末年始にかけた旅行で、その為に、内側にボアが付いた、暖かいコートまで買ってもらいました。
前にも書いたかもしれませんが、海原に落ちる雪を初て見たのです。
もうすぐ水面というところで、雪は消えて行きました。
何と儚い景色だろうと思いました。
けれど、消えたように見えた雪は、真冬の海の海面に、薄い層を作って積もり、そこだけ色が違って見えるのです。
その時に、このひっつみ汁を食べたかどうかは記憶にありませんが、お正月などに作られるそうです。
たまにつくる水団(すいとん)は、一時間も捏ねません。味はひっつみ汁の方が濃い目です。
旅行もままなりませんから、食で旅です。
囲炉裏を囲んで食べたら、さぞかし美味しい事でしょう。
雰囲気も、音も、色も、何もかもが違っていて、いつか雪国で食べたいと思います。
いただきます。
*珍しくお代わりをしてしまいました。
素朴な日本の味です。
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