陽射しを写したら、ほの赤い花が映った。
まぐれで映ったのだが、綺麗だ。
晴れ渡り、しかし北からの強風で、例年より10日早い木枯らし1号だそう。
今年は寒くなるのかもしれない。
向かい風の道を避けても、強風に煽られて、帽子を片手で押さえながら歩いてきた。
小さなパズーは、それでも一所懸命に前進して、もう帰ろうよと言っても、目的の電信柱に向かってアタシを引きずって行く。
散歩させられているのはこっちの方だ。
大好きなボン君の匂いを追いかけて、ただ一目散に歩いているのである。
ひと通りの匂いを嗅いで、次は何処へ向かうのかと思いきや、当たり前のように八百屋さんに向かった。
ピーマンとほうれん草を買って、やっと帰りついたら、今度は駐車場を嗅ぎ回っている。
木枯らしと読んで字のごとく、枯れ葉が舞い落ち、今年もどんぐりが頃がっていた。
木はどっしりとそこに佇み、まるで意思があるように、風に吹かれている。
動物や植物は、自然に逆らわない。
早く帰ろうとも言わない。
人間よりずっとずっと強いのである。
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