無花果を買った。
夏が旬だと思っていたら、10月まで実る物もあって、夏果と秋果に分かれているのだと知った。
熟した無花果は、そのまま生で食べるのが好きで、手は加えない。
時々甘い物が欲しくなるのだが、パズー連れで入れるのは八百屋さんだけだから、小遣いで買うのも果物、それもバナナばかりだ。
おまけに、マンションの館内に入ったら、パズーを抱き上げる決まりがあって、8キロ弱を抱っこしながら持てる買い物袋の重さにも限界がある。
ウエハースとか、ショートブレッドさえも、なかなかふらりとお店に立ち寄って買えないのである。
おまけにこの雨続き。
そんなところに、無花果を見付けたから買った。
ほの甘く、懐かしいのは、昔、祖父の庭にあったからだろうか。
柿でも無花果でも、わざわざ買うものではなかった。
当時は季節感など考える事もなく、実ればもいでもらって食べていた。
当たり前の事が当たり前ではなくなって、今はスーパーどころか、コンビニにさえ寄ることは無い。
自由気儘を満喫出来る頃には、すっかり老婆になっているかもしれないのである。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。