2017年6月25日日曜日

意外な関係


 面白い写真が出てきました。
これは、アタシが高校くらいだと思います。
手前でお行儀悪く寝そべっているのがアタシ、左に居るのは多分タコヤキちゃんです。
さて、何をしているのでしょうか。
ぼやけた写真ですが・・
そうです。実家でタコヤキちゃんと共有していた部屋で、 パチンコをしているのです。
いやはや、パチンコとアタシの意外な関係ですね。
このパチンコ台は、叔父がどこかのパチンコ屋さんで破棄された物を持ってきたのだと記憶しています。 本物です。 球もありました。

高校生になった頃、一時期、亡母はパチンコにハマっていました。
駅前と自宅近くに1軒づつあったのです。

大きな紙袋を抱えて帰ってきた母は、「あんた知ってる?パチンコって勝と、お醤油とかお米とかと交換してくれるのよ。びっくりしたわよ。」
そのような事を言って、時々あれやこれやと交換したらしき景品を持ち帰っていました。

そのうち、下校で駅に降り立つアタシを、母が待ち伏せするようになったのです。
アタシの私服を持って待っていました。

首根っこを掴まれる勢いで、まずは駅の近所にあった、美味しいケーキを食べさせてくれる喫茶店 ルアン で、ケーキを食べさせてくれるわけです。
そして、ルアンのトイレで着替えをさせられました。
何故かというと、制服ではパチンコ屋に入るのが憚られるという理由だったと思います。
一緒にやれば 勝つ確率は2倍になる。上手くすれば、二人で勝てる そうすると交換できる景品も2倍になる。
これが母の主張でした。

確かに、そう言う事もあったし、二人とも負けたりしましたが、ある時は、玉の箱が座っているアタシの肩ぐらいまで積み上がるほど 大勝したこともあるのです。
周囲でパチンコをしていたおじさん方が集まってきて、 姉ちゃん頑張れ、もっと頑張れと声援してくれました。
声援されたからには応えるのが筋ってもんですから、アタシはヘトヘトニなるまで頑張り通しました。
ものすごくたくさんの景品で、タクシーで帰ったのを覚えています。
母もアタシも、この景品を更に現金に換金できることは知らなかったのが不思議です。
知って居たら、母はもっとハマってたかもしれませんね。

ですが、アタシには別の興味と申しましょうか、下校してからやりたいことが沢山あったので、下車する駅を替えて、そこからバスで帰宅するようになりました。
母は不満そうでしたが諦めたようです。

画像は遊んでいるように見えるでしょうけれど、これは、母が、アタシのパチンコ上達のために故意に練習をさせていたのですよ。

あ~、依存症にならなくて良かったよね。
何の因縁か、パチンコ(正確にはスロット)依存症にいまは苦しめられていますが。

でも、高校生の時の事を思い出しながら、しなやかにするりとかわすつもりです。


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早く着き過ぎた

銀座で休憩中。 早く着き過ぎた。 しかし、なんでイッセイミヤケのバッグ、行列出来ているんだろう。