2017年6月7日水曜日
ファッション迷い道 番外編 レオタード
幼稚園入園と同時に、モダンバレエのお稽古に通わされ始めたアタシにとって、レオタードという衣類もまた、ファッションの中では欠かせない歴史があります。
レオタード、バレエなどのダンスをやらない方は、生涯身に着ける事もないですよね。
最も似ているのが水着かなと思います。
ダンスやバレエは、身体表現をする芸術な訳で、当然、身体が動きやすいということが大切です。
初めて手渡されたレオタードは、水色でした。
半袖の伸縮のある生地に、コットンのスカートのようなものが付いていました。
ファスナーやボタンなどは一切ついていません。
レオタードの購入は、先生に依頼していました(母が)
当時、お稽古場には大人の方も居て(研究生)その方々は色とりどりのレオタードを身に着けていました。
買い与えられる物を着ていましたが、二着目からはスカートが無い臙脂色になりました。
その後、自分で注文が出来るようになってからは、ピンクやグリーン等も頼んだ記憶があります。
メーカーはチャコットです。
一足のトゥシューズの修理から始まった歴史ある会社です。
身体が束縛されないという状態は、限りなく裸に近いという事になります。
そういう意味で、チャコットの製品は、実は今でも部屋着として愛用し続けています。
さすがにレオタードは来ませんが(トイレが不便ですから)、トップスにしてもボトムにしても、これがとても優秀なのです。
また、ダンサーは、身体が資本ですから、足首や腰や膝など、事細かに保温したりサポートしたりします。
そういうわけで、普通のアパレルでは見たことが無いような物も揃っています。
一時期、女子高生がルーズソックスを履いていましたね。
あのルーズな筒形のニットは、ダンサーやバレリーナは日常的に使っていました。流行る前からです。
身体の開放という感覚は、アタシの部屋着のテーマです。
実はちょっとお値段が張りますが、今は以前に小さい姉さんがプレゼントしてくれたニットトップスとニットのパンツを愛用していて、そろそろダメージがひどいので、買いに行こうかなと思っているところです。
部屋着では開放、出かけるときにはちょっと頑張る。
今は外でもカジュアルで下着のようなスタイルの人をよく見かけますが、個人的には、部屋着と外出着はきちんと分けた方が良いという考えです。
ファッションは自分を楽にしてくれたり、緊張させてくれたり、実にいろいろな要素を持っているわけですね。
*チャコットの店内は(渋谷本店)ダンスなどに縁のない方は、ちょっと歩き回るのに勇気がいるかもしれません。でも大丈夫。店員さんはさほど気にして見ているわけではありません。そして、ちょっとしたプレゼントに出来そうなものも見つかります。
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