懐かしいので、メロンソーダを買った。
クリームソーダ、サイダー、レモンスカッシュの類いは不思議な懐かしさがある。
これはコーラではダメ。もっと透明感が無ければ懐かしい気持ちは生まれない。
ユーミンだったか、海を見ていた午後 と言う歌を思い出した。
歌詞の中に ソーダ水の中を貨物船が通る
というフレーズがある。
三浦半島を眺められる山手のレストランで、別れた恋人を想いながら、女性はソーダ水を飲んでいる。
そのソーダ水の中を貨物船が通るわけだから、女性が ソーダ水の入ったコップを片手で持ち上げて、そのコップを通して海を眺めている様子が思い浮かぶ。
ストローで氷を混ぜるくらいならば書けそうだが、 ソーダ水の中を貨物船が通るなんて詞はなかなか思い付かない。
シンガー・ソングライターってすごい感性だと思う。 世代を越えたたくさんの人が聴ける歌を、書き続けているんだから。
これを才能って言うんだろうね。
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