2017年1月8日日曜日

着物と帯の色遊び



 成人式ですね。
レンタル屋さんに、アンティ-クの振袖が飾られていました。
松や牡丹等、おめでたい柄行の古典柄です。
グリーンの帯に朱の帯締め、オレンジ系の帯揚げがコーディネートされていました。
ちょっと帯が浮いているような気がしたので、ペイントで色遊びです。

帯を、着物の裾の金地に変えて、渋めのグリーンの帯締めに。
そして帯揚げは、松の上部に使われているような薄いグリーンに。
ずいぶん雰囲気が変わりますね。
これが着物の醍醐味です。

着物が主役なのか、帯が主役なのかというと、この場合はお振袖が主役ですので、脇役の帯や小物は控えめな色合わせにした方が、着物が引き立つという事です。

着物と帯を一体化させるという組み合わせもあって、その場合は、胴回りに来る帯に朱系を持ってきます。
そして、帯締めに金、帯揚げにグリーンといった具合に重ねてゆきます。

上は京好み。 下は、ちょっと金が上手に塗れませんでしたが、裾の色と考えると江戸好みになります。

振袖に限ったことではありませんので、皆さんも色々試してみてほしいと思います。

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