圧力鍋の重りが揺れたら、もう火を止めて、瞬く間にふろ吹き大根出来上り。
今夜は麻婆茄子と上湯卵スープも作って一汁二菜。
あちらこちらで恵方巻を宣伝しているせいか、美味しい太巻き寿司が食べたくなった。
太巻きと言えば、高校時代、友達がアルバイトをしていた江戸前鮨屋の絶品太巻きを思い出す。
美味しいと聞いて食べてはみるが、あの太巻き寿司を越える味には巡り合ったためしがないのである。
そういう食べ物は、他にもあって、それは六本木のとある店で食べたステーキ。
まだ若く、渋谷のHubというバーのオープニングパーティーの手伝いをした。 その時に、サントリーの方が、お疲れ様会で連れていってくれたのが、六本木の会員制クラブだった。 渡辺プロダクション関係が経営している店で、とにかく食べてみろとご馳走になったステーキがスゴかった。
やはり、あれを越えるステーキには出合った事が無いのである。
当時はまだ役者の仕事をしていて、オープニングの手伝いには、俳優座の若手女優さんも居た。ステーキとは無縁の貧乏暮らしだった。
帰りがけに、ご馳走して下さったサントリーの方から、絶品の味に早く出合うと、その後が辛いと言われた。
確かにその通りで、比較の対象が高すぎて、満足感を得られなくなってしまう。
若いうちこそ粗食が一番。
確かな味覚だけ育てて、絶品の味は、だいぶ大人になってから知るに限ると思っている。
それにしても、あの会員制クラブのお値段はどのくらいだったのだろう。
経費で落とせる時代の話で、10万は軽く越えていたはずに違いない。
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