今日は友人のお見舞いに行ってきた。
昨年暮れのプチ忘年会で会った時には元気だったのに、思っていたよりも悪いようで、殆ど話が出来なかった。
来てくれた事のお礼を言わなければと思うのか、必死に話そうとするので。
何にも喋らずに寝なさいよ、解った?と伝えてきた。
こういう時には、遠慮もマナーも無用である。
お互い様で、いつか、こちらが見舞ってもらう事になるかもしれないのだから。
気遣いをさせずに見舞うのは、なかなか難しい。
見舞われる方も難しいものだ。
だからと言って、見舞いにも行かずに知らんぷりは出来ない性分なのである。
ご家族が居ない一人暮らしは、今後もっと増えて行くだろうと思う。
体調が悪い時ほど、一人の辛さを実感するものである。
身動きが出来ず、ちょっとした買い物を頼まれていた。スマホの充電に使うコンセントのような物。
ナースコールしか無かった時代には、公衆電話が置かれていたが、今は病院に見当たらない。
元気で手さえ動かせれば、メールは書ける。
その為なのか、携帯やスマホ禁止にはなっていなかった。
1月2月は、我々世代から上は体調を崩しやすいのである。
5月を過ぎれば安定してくる。
それまで、命頑張れ。
命頑張れ。
無事退院の知らせを待っているんだから。
帰宅してから散歩に出たら、白い椿の苗木に一輪だけ開花していた。
何も変わらないいつもの景色の中に、一輪の白を見つけられる事は、実はとても幸せなこどだと思う。
この白い椿の花も、ささやかな命である。
どんな命にも必ず終わりが来る。
それがいつかは分からないから、懸命に生きる事こそ、生きる作法だと思っている。
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