よく手入れをされた木造家屋の玄関先には、この椿と、雨に濡れると黒々とした姿を見せてくれる庭石と、枝振りの良い松、白梅が植えられている。
花の命は短いと言うが、椿や山茶花は、今の時期から開き始めて、晩春まで咲いているから、命の長い花だろう。
一重に八重に、色も様々で、冬の彩りに欠かせない。
艶やかな葉がまた良い。
看病で気が張っていたせいか、どうもふわふわとめまいがする。
それとも視力の衰えか、風邪か…。
花の命に比べれば、人はずいぶんと長生きをする。
緩やかに歳を重ねて、特にこれからの年代は、飾らない自分らしさで生きたいと思う。
枯れて行く自分に、少しばかりの花の色を挿しながら。
椿のようなピンクも良いし、真っ赤も綺麗かもしれない。
そんな色を少しだけ添えるようにしたいと思っている。
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