ピーチクハーチクと、何故かこの木にだけ小鳥が集まっている。
他の木は静まりかえっているのに、この木だけが、小鳥達の憩いの場になっているらしく、羽ばたきで揺れているのである。
選ばれし木なのだろう。
並木は、どの木も大差なく見えて、唯一違っているのは、選ばれし木だけ、車道側ではなく、高層マンション側の入り口に植えられている事だ。
ほんの2、3メートルの差が、小鳥達にとっては大きく違うのかもしれない。
電柱でも同じように、鳥が好むものと寄り付かないものがハッキリとわかれていて不思議に思う。
今日は風が強く、だいぶ肌寒い週末になった。
祝宴のシーズンで、いつもの働く人々にかわって、あちらこちらのレストランや貸しスペースに、着飾った人々が笑っていた。
大きい姉さんが早く帰ってきて、今夜はTが都内泊の出張だから、角のフレンチレストランで、マロンパイを二個買ってきた。
食費からではなくて小遣いからだ。
シーズンの間に食べたいと思っていたら、チャンスが巡ってきたというわけだ。
小遣いの使い方は自由だけれど、3人居る時に、2人だけパイを食べると言うのは気がひける。
それにしても、何故あの木だけが選ばれたのだろう。
人間にはわからない何かが惹き付けるのだろうか。
今日は家事の休日にした。
久しぶりにのほんと寛いで、風の音を聴いている。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。