東京文化会館入り口です。
紅葉が綺麗でした。こういう公演が満席というのはとても嬉しいことです。
観たいと思う人が、自分でチケットを買う。
オペラほどではありませんが、このクラスのバレエ公演のS席は、映画10本以上のお値段です。
物を買うのと違って、手元に品物が残ることはありません。
ですが、二時間半の時間から得られる感動は、物とは比較出来ない宝になります。
良質な感動の記憶です。
唐突に観ても、なかなか解らないのです。
小さいうちから、本物の文化に触れて、心を耕しておく必要があります。
大人になってからでも大丈夫です。
漠然と観に行くのではなくて、理解しようと少しの努力をすれば良いのです。
これが、その人の文化的レベルとして培われて行きます。
今回は、振付け師モーリス・ベジャール没後30年記念公演でもありました。
画像に書かれた彼のメッセージが心に響きました。
変貌とは再生のこと 私が死ぬと土になり、土は花になり 花は香り 香りは人の思想となる
芸術には思想があります。 つまり、メッセージがあるということになります。
メッセージを受け取る側にも、思想がなければならないと言うことです。
ここが、商業的なミュージカル等との相違点です。
有意義な1日でした。
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