隣のお店がオープンしたらしく、スタンドフラワーが飾られていた。
店内を覗こうとしたら、パズーに引っ張られて反対側へ。
歩く気満々のようで、ズンズンとまるい公園に向かった。
過ごしやすい天候になった。
山手通りを歩きたいらしく、真夏には歩かなかった方角に進む。
神泉を通り越して松濤に入ると、電線が地中に埋められているので、空が一段明るく見えるのである。
フレンチカントリー雑貨のお店が閉店してしまったので、可愛らしい雑貨は見られなくなってしまったけれど、文化村通りは歩いていても気分が良い。
結構な広さがあったこのお店は、また飲食店になるようで、ソファーやテーブルが並べられていた。きっと年内にオープンするに違いない。
どこもかしこも、胃袋を満たす為のお店ばかりだ。
グルーッと歩いて約40分。距離にしてたったの1.7キロだった。
やっと帰りついて、エレベーターに乗り10階で下ろしたら、隣の部屋のドアが開いた。
そうしたら、何をどう思ったのか、隣人の足の間をすり抜けて、パズーは隣室に走り込んで行ったのである。
用心深いパズーなはずなのに、いったいどうしたのだろう。
隣は事務所で、暮らしには使っていないのだが、
すみませーんと謝って入室させてもらったら、壁が取り払らわれた事務所の真ん中で、パズーがまん丸の目をして立っていた。
慌てて抱き上げて、平謝りしながら帰ってきた。
事務員の女性は、犬嫌いで、とにかく無愛想な人なのである。
時計を見上げたらもう4時だ。
やれやれである。
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