銀杏並木の中の1本の木だけ、それも上の半分だけが黄金色。
いずれどの木も黄色くなって、この木が最初に色付いた事は判らなくなってしまう。
けれど今日は、この銀杏が確かな存在を教えてくれる。
器屋さんのショーウィンドウに置かれた白い土鍋。
今日は店休なのだが、静かに明かりに照らされて、ここに居ますよと、確かな存在を教えてくれる。
木も器も何も語らないけれど、そこにあるというだけで、確かな存在を教えてくれる。
存在感とはいかなるものだろう。
人にも、確かな存在を感じさせてくれる人と、何故かあまり存在感を感じられない人が居る。
重みと温度だろうか。
晩秋の中で、様々なものが息づいている。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。