フワフワと可愛らしい綿花。
実際には、この中に種が隠れていて、花は夏に咲くクリーム色。
弾けて綿花が顔を出すと、葉っぱが赤味を帯びて来て風情がある。
最近、観賞用で鉢植えしているお宅をよく見かけるようになった。
コットン100パーセントの衣料品を好む人は多いけれど、今は輸入の綿が使われていて、国産の綿は殆ど手に入らなくなってしまった。
昔は、半纏でも布団でも、国産の綿を使っていたのに。
織物を機械で織るようになってから、安価で安定した供給がある輸入に切り替わってしまって、今も僅かしか栽培されていない。
日本の綿は1キロ15000円以上で、輸入私は1000円に満たない。
安いけれど、大量の農薬が使われているそうで、オーガニックコットンになると生産は少なく価格も上がってしまう。
価格だけ見ると、安い方が良いような気がしてしまうけれど、良い綿は丈夫で風合いも良く、布団などは打ち直しが出来る。
安価な物程、破棄するのに躊躇が無いから、環境のことを考えると、本当は多少高くても、良い物を長く使った方が良いに決まっているわけだけれどね。
一時期のプチプライスブームが、やや下火になって来た。
けれど、物を選ぶ時の価値観は、なかなか変えられないものだと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。