古くからある家々や商店に、祭り提灯が飾られ始めた。
上に付いているのは切り紙の桜で、金王八幡宮の珍しい長州緋桜を現しているらしい。
電線に下げられた物よりも、目線に近いので明るく華やか。
雨を心配して、飾りごとすっぽりとビニールを被せているお宅もあるけれど、ビニールなどは無い方が風情がある。
特に、こうした日本家屋の玄関先だと見映えが良く、外国人観光客が写真に収めている。
大抵は、建て替えの時に、ハウスメーカーの家にしてしまって、その方が住み易き、修繕費も抑えられるそうだけれど、見ている方からはつまらないのである。
昔、二世帯住宅を建てる時に、在来工法の家を建てるつもりでいたら、亡父がハウスメーカーにしようと言い出した。
実家の修繕がなかなか大変だったらしく、お金も手間も少ない方が良いということで決めた。
工場で組み立てられた家がトラックで運ばれて来て、たった1日で3階建てが組まれる様子を見て驚いた。
入居しても木の香りなどは無く、マンションと変わらない感じだった。
住み心地は良かったけれど、趣きは無く、見る人はさぞかしつまらなかっただろうと思う。
町内にはもう祭囃子が流されていて、お祭り嫌いのパズーが怖がるので、今日の散歩は短距離で戻って来た。
室内では、まだエアコン稼動中である。
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