こんなに早く梅雨明け!と驚いてから1ヶ月。
今日は7月最終日。明日から8月だ。
今月は、カナダのモニモニが帰国していたので、一緒に出かけられたのは2回だったけれど、楽しく過ごすことが出来た。
伯母と姪の関係だから、似ていても不思議は無いわけで、実際のところ、共通点が多いのである。
例えば新幹線に乗るとして、発車のかなり前からホームで待機する。
ギリギリが苦手なのだ。
いくらなんでも早すぎるんじゃないか?というくらい早く着いて、何度も何度も確認しなければ落ち着かない。
確認が済むと、時間を潰そうかと思う余裕が出て来て、辺りをウロウロする。
けれど、やっぱり気忙しくなって、ホームに戻ってしまう。
こんな事をしているから、意外に歩く距離ばかり伸びてしまうのである。
座席は間違えないよう、何度も確かめて、やっと座ればひと息つくが、手荷物を網棚や荷物の棚に置くのが苦手だ。
決して届かないわけではなく、降りる時の事が心配になるのだ。
うまいタイミングで、確実に荷物を降ろし、忘れ物をしないように出口へ行かなければならない。
ホームに止まってからではダメで、これまたかなり早く出口に立っていたいものだから、荷物が棚から出せないかもしれない事態を避けたいのである。
つまり、アタシもモニモニも、これまでの人生の中で、うまく行かなかった小さな経験を重ねているのだと思う。
例えば、切符1枚買うのだっておいそれとは行かない。
頭の中でイメージトレーニングをして臨んでも、実際の券売機の前に立つと、軽い興奮状態になってしまうのである。
あれ?何でボタンが無いの?何で切符が出てこないの?何で何で!と汗をかいて、やっと1枚の切符を手にする。
安心して気が緩めば、釣り銭を取り忘れたりもしてしまう。
先日はこんな話をして、まるでそっくりだと涙を流して笑った。
これは、同類でなければわからない可笑しさなのである。
そんな具合に共通点が多いモニモニが、今日、カナダに帰って行った。
今頃は座席で、ひと息ついているに違いない。
50も半ばになって、「じゃあまたね!」と別れるのが苦手になった。
寂しい気持ちが湧いて来てしまう。
前回の帰国の時は、ヒカリエの中のエスカレーターで別れたのだけれど、下りのエスカレーターに乗って遠ざかって行く後ろ姿を見ていたら悲しくなった。
何故だろうかと考えて、それはきっと、また次に必ず会うことが出来るという確信が持てないからかもしれないと思い至った。
アタシが70まで生きるとして、残りは14年ということになる。
2年に1回会うことが出来るとすると、驚くことに、あと7回しか機会は無い。
若い時分には、そんな事を考えもしなかったけれど、最近は残りから逆算してしまうのである。
モニモニ、ではまた再来年ね。
オリンピックの年は、オバチャマも暮らしが変わっているはずだから。
元気で。
*今夜は野菜カレーでした。
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