2016年9月18日日曜日

ある男の物語 消えた交通費

昨日の事

 ミスターT「交通費無くなってきたからチャージしたいんですけど・・」
 アタシ「え?今月は立て替え交通費、一度も戻ってないよ?」

  ミスターTの職場は新宿。給料日に、通勤定期代を渡してSuicaにチャージさせる。
そして、仕事であちこちへ出かけることが多く、その交通費は家計で立て替えて、後日総務に請求すると、現金で支給されるという仕組みになっている。 
今月は、定期代以外に3000円をチャージ用に渡した。これは家計の予備費から渡すようにしている。 支給されたら予備費に戻し、またチャージするために渡す。
 つまり、差し引きゼロ。 先週だったかな・・交通費足りてる?と聞いたところ、今月はあまり外出が多くないから大丈夫との事だった。
 それが無くなったという事は、使った分の3000円が戻されていなければならない。
 そうでなければ、仕事の経費である交通費を家計から出さなければならないという事になってしまう。

 アタシ「前回チャージした分の交通費、支給された分はどうしたの??」
 ミスターT[…‥ え?渡さなかったっけ?おかしいな。。」
 既に小嘘をついている顔つきだ。 

アタシ「仕事の経費を家計から出せないんだよ。解る?またチャージする3000円を渡したら、予備費から6000円出したことになるでしょ?戻らないと渡せないの。何に使ったの?女?パチンコ?」

 ミスターT[…飲んだり食べたりしちゃったのかもしれない。」 
アタシ「何を?」
 ミスターT「お菓子とかかな・・」

 何年も前の事を聞いているわけではないのだ。ここ10日あまりの事を尋ねている。
 支給された交通費の封筒を開けて、中の数千円で何かを買えば、当然、何を買ったか、何に使ったかくらいは記憶していて当然だ。ましてや、その封筒は毎回、封を開けずに持ち帰っている物なのだから、使う時には小さな罪悪感だって感じるはずだ。  

 ミスターTには浪費癖が染みついてしまっている。そして、小嘘をつくことが平気になっている。 すいませんスイマセンと言いながら、実はちっとも反省などしていないのである。

 大きい姉さん「Suicaにチャージしたら領収書出るでしょ!それを持ってきて申請!!あたしたちは騙されないよ!!!」

 意地悪をしているわけでは無い。十分な分量のお弁当は欠かさず持たせているし、休日に自主的出勤する際にもおにぎりを持たせている。ミルクチョコレートだって、毎日4個支給しているし、晩御飯もしっかりと食べさせているはずだ。 ヤドリギから送られてきたお菓子だって、ちゃんと分配しているし、アタシがたまにどうしても菓子パンが食べたくなって買う時(自分のポケットマネーで)には、それも3人分買うようにしている。 家計をキッチリと管理しなければ、この先の弁済が滞ってしまう。滞納したら、1回目は遅延利息20パーセント、2回で任意整理そのものが白紙に戻されてしまうのだ。 先が思いやられるなぁ。 

この男と話していると、57歳ではなくて7歳なんじゃないかと思う事ばかりの日々なのである。

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早く着き過ぎた

銀座で休憩中。 早く着き過ぎた。 しかし、なんでイッセイミヤケのバッグ、行列出来ているんだろう。