着付け着物塾もお休みさせていますので、少しでも着物の知識を深めていただけるように KIMONO IROIRO を時々掲載します。海外からのアクセスもあるので、不定期ですが頑張ります。
またレンタル屋さんのお着物を撮らせていただきました。 柔らかな地色に暈し染め。
柄は桜ですね。
桜柄は着付けた時に上前に来る裾、肩、袖に染められています。裾模様は縫い線と繋がっていますが、お袖と前肩(着たときに左肩にきます)の柄は繋がっていません。
こちらは つけ下げ訪問着です。 全ての柄が繋がっていないつけ下げと、裾模様も肩から袖の柄も繋がっている訪問着の中間のお着物です。 染める工程も訪問着より少ないので、全体的に控えめな着物です。 背中に一つ紋をつけることで格を上げる事が出来ますよ。 入学や卒業等の式典で、付き添うお母様、また、ちょっとしたレセプションやパーティー、お茶会等、出番が多く重宝します。
慶事の時には二重太鼓を結べる袋帯を合わせますが、 重厚感のある名古屋帯も締められます。 どちらの帯を合わせるかは、何処へどんな立場で出席するのかで決めるんです。 いずれの場合でも、帯締めや帯揚げは礼装用になります。 帯や小物で着用範囲が広がりますね。
新調する時には、無地かつけ下げかで迷うかな。両方あれば万全です。
桜は1年中着て良い柄ということになっていますが、出来れば季節に合った方がやっぱり素敵。桜のつけ下げは3月4月、菊だったら秋というように。 応用範囲が広いので、季節を問わないモダンな抽象柄もあります。 着物好きで着る機会が多い方でしたら、1枚は箪笥に欲しいお着物です。
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