2017年5月14日日曜日

ファッション迷い道 ノーマルパンプス



 外を歩くのには靴を履かなければなりません。
今日はその靴の事。
高校を卒業した時だったか、両親と一緒に地元の靴屋さんへ行きました。
老舗の靴屋さんが2軒あり、そのうちの1軒は、男性用のビジネスシューズも置いてありました。
父の靴を買うのが目的でした。
高校の頃は、通学でコインローファーを履いていたのですが、
確かそれほどの決まりはなくて、私はダークブラウンのリーガルだったと思います。HARUTAはあまり好きじゃなかったというだけの理由で。
母は、靴とバッグが大好きで、よくアメ横の舶来品や松坂屋で買っていたと思います。
足に合って歩きやすい靴ならば、少し高くても両親は買っていました。
痛くなるような靴を買って、履かなくなる方がもったいないという考え方だったと思います。
一緒にくっついて行きましたら、
「あんたもノーマルな黒のパンプスくらいは1足持っていなくちゃだめよ」
そう母に言われました。
父は、買い物をあまりしませんでしたが、その時は好きな靴を選べというようなことを言ったと記憶しています。
ハイヒールは大人の女性が履くもの。
試し履きするのも躊躇しましたが、ローヒールの靴を試し履きしようとしたら、
「ヒールのあるものにしなさいよ、バカね」と言われました。
なんでバカなのか・・
とにかく色々履いてみました。
実は、どれも1万以上するわけで、高い靴を手に取ったら怒られるんじゃないかとドキドキしました。
段々と値段が上がって行き、足が包み込まれるような安定感、歩き心地、どこも痛くない一足がありました。
なんなんだ。。この素晴らしい履き心地は。。
土踏まずの部分までしっかりとフォローされて、どこまでも歩けそうなパンプス。
それには、前部分にスクエア型の結構大きな金のバックルがついていて、ヒールはやや太めで7センチ、お値段は¥18,000。
この金額は18になったばかりのアタシには分不相応と思いました。
ですが両親は、何も言わずにそのパンプスを買ってくれたのです。
洋服のDCブランドには興味がありましたが、
いわゆる海外のブランドというものの情報はチンプンカンプンでした。
この人生最初のノーマルな黒のパンプスが、ピエールカルダンでした。
画像のシューズは私物で、ピエールカルダンはとうの昔に履きつぶしました。
何年履いたかな・・10年以上、もっとかな。
とても大切に思い、しょっちゅう磨いていました。

おしゃれは足元からなどと母は言っていましたし、雑誌にもそう書いてありましたが、
アタシの中では二の次で、なかなか買えない訳です。
ですが、今でも靴は慎重に選んでいます。
足を傷めない事が最優先で、そのあとにデザインです。
おかげさまで、外反母趾や靴擦れとは無縁。

高ければ良いかというと、それは違っています。
色々履いてみました。
日本メーカーでは、かねまつ ここは銀座本店が良いです。
全てではありませんけれど、合う靴が見つかる可能性があります。
シャネルとかセルジオロッシも履いてみましたが、アタシには型が合いませんでした。
見て楽しんでいます。
定番化しているのはブルーノマリ。 
ここは比較的買いやすいお値段で、アタシには合うものが多いです。
冠婚葬祭の定番ブラックパンプスは、実は必要性を感じています。
ブルーノマリのを一足持っていますが、靴の内側がライトグリーンなので、仏事で脱がなければいけないシーンではちょっとまずいだろ‥と思っているところ。
そこでいずれ、マノロブラニク定番を買いたいと思います。
高価ですが、ピエールカルダンを初めて履いた時以上の感動でした。
クリスチャンルブタンは合いませんでした。残念。
ドレスシューズで好きなのはジュゼッペザノッティ。
パーティーなどがないので購入予定はありませんが、
機会があったらここにしようと思っています。

何処も素敵なシューズですが、既に足にトラブルを抱えている方は、
残念ながら履けないと思います。
だから、若い頃から足は大切に、良い靴を選びたいものです。

カジュアルは、コーラルでリピーターが多い国産のティックワールド。
こちらは私も愛用中。
少し安く入りますので、欲しい方はご相談くださいね。



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早く着き過ぎた

銀座で休憩中。 早く着き過ぎた。 しかし、なんでイッセイミヤケのバッグ、行列出来ているんだろう。