2017年5月1日月曜日

ある男の物語り 世にも奇妙な領収書

一昨日の夜、Tから床屋へ行きたいと申請があった。
余分なお金を持たせないので、散髪だろうが何だろうが、事前に申請して、許可した場合には、その金額を渡す。そして、必ず領収書を貰ってくる取り決めだ。
レシート及び領収書が無い場合は、使途不明金として、翌月の給与から返済する決まり。
床屋はシャンプーや髭反り無しのカットだけ¥1080。
そして昨夜、Tが帰宅したので領収書の提出を求めたのだが、もらい忘れたとの事。

T「この頭が領収書の代わりになりませんか?」

見上げたら、頭が短く刈られていた。

アタシ「頭が領収書の代わりになると思ったの?」

T「いくらなんでも見れば判ると思ったから」

そんなわけで、保管できない世にも奇妙な領収書
を見て、雑費に書き込んだ。
通用するのは髪の毛があるうちだけだよね。違いが判らないようになったら領収書とは認められませんから。

レシートや領収書が無いと、代金は貰えないということは学んだようである。レシートを見ると、カップラーメンを買っている率が高い。
Tという男は、かなり神経質なところがあって、冷凍してあるお弁当のおかずが何だか判らないと持って行かないのだ。
食べられる物しか冷凍していませんよ、と言っても、駄目らしい。
まあ、カップラーメンは小遣いの中で買うし、レシートもあるから勝手に食べれば良いと思うけどね。

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