ドレスライナー

チュールが入荷したので、今日はドレスライナーの製作に取り掛かりました。
裏地５枚、チュール１０枚、合計１５枚を裁ってから、２０箇所にロックをかけて接ぎ合わせ。
ドレスライナーって言うのは、つまり裏地なんだけれど、今回のようなドレスやウェディングドレスの場合、普通のワンピースと違って、スカート部分の重さが、上見頃の何倍にもなるんです。したがって、その重さを肩だけで支える事は困難なんだよね。
ウェディングやカラードレスを着たことがある人は知っていると思いますが、このドレスライナーのウエストにインナーベルトを付けて支えるんです。
縫製で言うと、表から見える部分よりも、ドレスライナーの方が時間がかかります。
バストにはパットポケットも付くんだよ。
数種類の生地を叩く(縫う)のに、ミシン針も取り替えながら進んで行くと言うわけ。
裏地などの薄い生地を裁断するのもなかなかの作業です。
硬化剤と言って、薄物にスプレーすると、およそ１時間くらいの間だけ、生地が紙のように硬くなる薬剤もありますが、パズーが吸い込むと危険なので、アタシは４個の鉛の重りで生地を押さえて裁断しています。
以上、興味の無い人にはどうでも良いお話しでした。