2016年11月20日日曜日
ある男の物語り 重症
昨日の事。
仕事に行く途中で、初台にある動物病院に寄り、パズーのてんかん薬をもらってくるようにミスターTに頼んだ。
職場が新宿なので、何度か頼んだことがあり、保険証と5000円を持たせた。
夜9時頃に帰宅。
アタシは温めた餃子やらスープやらをテーブルに並べた。
ミスターTは、パズーの薬を出しながら言ったのである
ミスターT「スロットやっちゃいました。すいません」
アタシ「え!!お金は?」
ミスターT「お釣りで。。」
パズーの薬は保険がきくので1685円だ。
これはアタシがパズーに何かあった時の為に貯金してある中から毎回払っている。
つまり アタシのお金だ。
その事を解っていて、お釣りを全部スロットですって帰ってきたのだ。
実は、ずっと家計簿をつけていて、毎月仮払いしている仕事の交通費に違算が生じていた。
最初は数百円だったが、マイナスを翌月に繰り越していくうちに、職場から支払われているはずの交通費がマイナス1万を超えていたのだ。
そのことを何度が問い詰めたが、おかしいな・・・と首をかしげるばかり。
ちっともおかしくないのである。
清算されたお金をギャンブルなどに使っている本人はミスターTなのだから。
判っていてしらを切っているわけだ。
しかし、今回はアタシのお金なのである。
パズーの為のお金なのだ。
それが判っていて使えるとはどういうことなのだろうか。
ミスターTのギャンブル依存は重症なのだ。
人のお金も平気で使えるし、嘘をつくことも平気になっている。
大きい姉さんが切れた。
その時、パズーが発作を起こした。
パズーを介抱している間に、ミスターTはバクバクとご飯を平らげ、
「いまのが発作なの?」と興味なさそうに言い、その5分後にはいびきをかいて寝ていた。
もう何かを頼むのは止めよう。
今日から、小遣いはレシートの提出を義務付けた。
アタシは、重症になっているミスターTのギャンブル依存を治す手助けをするつもりはない。
それよりも、一刻も早く この住まいのTの持ち分を抹消し、所有権移転をする方法を考えなけれなならない。
大きい姉さんも小さい姉さんも、ミスターTがホームレスになっても、もう何とも思わないと言っている。
アタシはパズーが心配だし、穏やかに暮らしたいのだ。
Tへの情も無いのである。
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